フォルクスワーゲン・アップGTI 予想を大きく上回る反響

公開 : 2018.07.16 06:10

フォルクスワーゲンは、ヨーロッパ市場において、「アップGTI」の生産計画を見直すことになりそうです。1.0ℓ3気筒直噴ターボのミニホットハッチが、予想以上に高い人気を誇るための対応です。

もくじ

第三のGTI ライバルはアバルト595
初代ゴルフGTIとスペック比較
アグレッシブな外観 GTIロゴ、そこかしこに

第三のGTI ライバルはアバルト595

アップGTIは、日本でも先日発表されたばかりだが、欧州では困ったことが……。フォルクスワーゲンはヨーロッパのマーケットで、受注の一時停止を迫られている。

予想以上の受注を受けて、生産ペースを上げ、納品ペースを高める必要があったからだ。その後受注を再開したが、3ドアなら1万4055ポンド(207万円)、5ドアなら1万4455ポンド(213万円)という価格帯にもかかわらず、現在5カ月の納車待ちとなっている。

アップGTIは、アバルト595やヴォグゾール・アダムSの競合モデル。ライバルはそれぞれ1万5510ポンド(229万円)と18720ポンド(276万円)で、アップGTIは他に比べかなり安価なモデルといえる。

アップGTIは、フォルクスワーゲンがAUTOCARに明かしたGTIラインナップの最新作で、アップのモデルサイクル半ばで追加された形になる。

フォルクスワーゲンのベーシックな市販車開発部門とハイパフォーマンスを追求するR部門の共同開発で誕生。1976年登場の初代ゴルフGTIの精神を受け継ぐモデルというわけだ。エンジンのパワーアップやリアのダウンフォース向上、サスペンションの見直しなど、標準のアップに対してパフォーマンスやハンドリングの改善が図られている。
 

関連テーマ

おすすめ記事