英国はこう見る ホンダCR-Zの中古車、壊れず飽きる? スペックや燃費を評価

公開 : 2018.08.14 10:50

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サイモン・クラルク(所有者・ホンダサービス所属)

「修理工場には申し訳ないのですが、CR-Zで調子の悪いクルマはほとんどありません。フロントのブレーキパッドとディスクですら、16万kmも保ったという話を聞いたこともあります」

「もちろん、従来式の内燃機関と、先進的な電気モーターの組み合わせだということは、留意しておいてください。メカニックにとっては、整備する際、両方の知識や資格が必要になります」

「IMAバッテリーには、不用意には触れるべきではないでしょう。VTECを搭載したガソリンエンジンは、タイミングチェーン式なので、タイミングベルトの交換を気にするような必要はありません」

知っておくべきこと

新車当時、CR-ZのIMAバッテリーの保証は5年か14万5000kmだった。ホンダのディーラーによると、バッテリーに何かの不具合が生じると、警告灯が点くとのこと。英国の場合、新しいバッテリーに交換する費用は、1000ポンド(15万円弱)ほどを要する。

いくら払うべき?

4500〜5495ポンド(64万〜79万円)

2010年〜2012年式のスポーツが選べるが、ほとんどが個人売買車両。12万km〜14万kmの走行距離で、複数オーナー、整備記録は不揃いなものが多い。

5500〜5995ポンド(80万〜86万円)

2011年〜2012年式のGTグレードで、走行距離は13万km程度。また、距離の少ないスポーツグレードも含まれる。

6000〜6495ポンド(87万〜93万円)

2010年〜2013年式のスポーツやGTグレード。走行距離は6万km〜12万kmで、ホンダディーラーでの整備記録も揃っている。

6500〜7495ポンド(94万〜108万円)

ホンダの正規中古車を含む、かなり状態の良い車両になる。例えば、2012年式のスポーツグレードのクルマが、走行距離7万kmで7311ポンド(105万円)で出ていた。

掘り出し物を発見

ホンダCR-Z スポーツ
2012年 11万1000km 4900ポンド(70万円)
新しいフロントタイヤにブレーキ、長い車検に、ホンダのディーラーと系列店での整備記録が揃っている、目を引く1台。出品者によれば、これまで1万6000kmほどの走行での平均燃費は、16.6km/ℓだという。新しい子どもが増え、クルマが手狭になったことが売却理由だそうだ。

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