新型フォード・フォーカス 英国有数のドライブルートを1000kmドライブ

公開 : 2018.09.22 06:10

はじめてのモーターウェイ

A701号線はモファットを過ぎても良い道が続く。レーサーのアラン・マクニッシュもジャガーのデザインディレクターのイアン・カラムも、この道がお気に入りだそうだ。だがわれわれはここからM74号線へ向きを変える。今日の足跡にモーターウェイも入れておきたかったからだ。

そうしてスピードを上げると、ちょっとしたほころびが見えてきた。走りはじめてやっと1時間がたったところだが、フォーカスのシートはもう太もものサポートが足りない感じがしてきたのだ。運転席ドア上端あたりからの風切り音も気になってきた。ただ助手席側では音がしないので、ドアシールがきちんと合っていないだけかもしれない。

モーターウェイの路面は滑らかなのに、サスペンションの動きも落ちついているとはいいがたい。一定速度の巡航でも、腰の下のほうが微妙にゆすられる感じがするのだ。些細ではあるが、しまりの悪い蛇口からポタポタ垂れるしずくみたいなもので、1度気づいてしまうともう頭から離れなくなる。高性能版のマルチリンクだったらこんなことはないのではないか。

スコットランドからイングランドへ入り、カーライルでA689号線へ針路をとる。はじめの数kmはトラックだらけだったが、ブランプトンでみんなニューカッスル・アポン・タインへむかうA69号線のほうへいってしまい、またガラガラの田舎道を走ることになった。

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