英国試乗 ボルボXC40 T4 活発なエンジンが特長、Rデザイン推奨

公開 : 2018.10.22 11:40

どんな感じ?

豪華さはないがおしゃれな雰囲気

エントリーレベルという立ち位置にも関わらず、このXC40はコンパクトSUVのセグメントの中でプレミアム寄りの雰囲気を醸し出す。

ボルボ独自の9.0インチの縦長タッチスクリーンがダッシュボード中央部を占め、その左右にはエアベントがはめ込まれている。濃色のソフトなプラスティックが多用されるキャビンにおいて、ダッシュボードの模様が目立つ。ボルボのXCファミリーの兄貴分だちと比べると豪華さはないが、おしゃれな雰囲気は残っている。

エルゴノミクスも要注目だ。運転席やステアリングコラムの調整の幅は広く、容易に最適なポジションを見つけることができる。後席のスペースもまずまずだが、特別広いという訳ではない。リアシートは大人の乗員にはやや小さいが、レッグルームやヘッドルームはそれなりだ。1000ポンド(15万円)のパノラミックサンルーフをつければやや改善する。

T4エンジンはXC40によく合っている。エンジン始動時やアイドル時にも静かで、巡行時にもその存在を感じさせない。1400rpmから4000rpmという広いトルクバンドのおかげで快適な走行が可能だ。

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