英国試乗 ボルボXC40 T4 活発なエンジンが特長、Rデザイン推奨

公開 : 2018.10.22 11:40

十分なパワー 標準サスはイマイチ

1500rpm程度から十分な加速が得られるが、2100rpmから上はさらに活発さを増す。そこからの回転上昇は速いが、5000rpmを超えると勢いが衰える印象だ。

ギアチェンジは概ねスムーズだ。しかし、この8速ATは加速時にややシフトアップが早すぎる傾向にあり、コーナーからの立ち上がりではやや出遅れるかもしれない。しかし、これはダイナミックモードに切り替えることで低速ギアを維持するようになる。

このモメンタムに装着されるスタンダードなサスペンションは、Rデザインやファースト・エディションなどのようなダイナミックさは感じられなかった。快適でないとは言わないが、低速では若干突き上げが感じられるほか、コーナリング時のロール量もやや大きかった。

また、ボルボはもともとアンダーステア気味の味付けではあるが、フロントのグリップがやや不足しているようであった。ステアリングが低速では軽く取り回しやすいが、速度が増すにつれてしっかりと重くなった。

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