「カンパニーカー」知っている? 英の社用車 税金、計算方法と上手な使い方

公開 : 2018.11.11 18:10

ゼロエミッション/低エミッション車(2)

トヨタプリウス1.8VVT-i PHEV

トヨタ・プリウスのPHEVはCO2排出量が28g/kmなので、ゼロエミッションのクルマと同様13%の税率になる。つまりカンパニーカーのドライバーは、従来のガソリン車、ディーゼル車の航続距離や使い勝手を維持したまま、EVと同じ超低税率を享受できるのだ。

一方、トヨタ・プリウス・ハイブリッド(つまりプラグインではないもの)は、CO2排出量が78g/kmなので税率は19%になる。しかし価格は2万3945ポンド(344万円)とプラグインモデルより7640ポンド(110万円)安い。だが上級ランクの納税者の場合だと、プラグインモデルの税金が毎月137ポンド(1万9700円)なのに対して、ハイブリッドでは152ポンド(2万1800円)になる。

ボルボXC60 T8 ツインエンジンRデザイン

CO2排出量が52g/kmと低いプラグインハイブリッドのボルボXC60は、大きなクルマでもULEVカテゴリーに入ることができるという例である。このクルマのP11D価格は5万3800ポンド(773万円)で、税率は16%になるから、現物給付価格は8608ポンド(124万円)となる。

所得税率が基本ランクの人たちで大きなSUVを持てると思う人はほとんどいないだろうが、XC60 T8 ツインエンジンなら税金は月々わずか144ポンド(2万700円)なのだ(ただし、カンパニーカーとして提供された場合。望みの薄い話だが)。一方、上級ランクの納税者だとこのボルボに月287ポンド(4万1200円)を払うことを覚悟しなければならない。

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