「カンパニーカー」知っている? 英の社用車 税金、計算方法と上手な使い方

公開 : 2018.11.11 18:10

節税のための選択(2)

ポルシェパナメーラ・ターボS Eハイブリッド

公道ではもっとも加速に優れたクルマの一台で、電気だけで50km走り、CO2排出量は66g/kmだ。したがって税率は16%になる。P11D価格は13万7140ポンド(1970万円)なので現物給付額は2万1942ポンド(315万円)になる。累進ランクの納税者なら月当たり823ポンド(11万8300円)だ。しかし現在のところWLTPのせいで販売中止なのだ。

比較として、同じくらいラグジュアリーで性能もほぼ同じBMW M5は、毎月1220ポンド(17万5000円)の税額だ。つまり年間の納税額はプラグイン・ポルシェよりもほぼ5000ポンド(71万9000円)高くなる。

BMW i8

発売されてから数年経つが、BMW i8はいまだに路上でもっとも注目を集めるクルマの一台である。本気で飛ばした時のスリルはポルシェ911に及ばないものの、i8には独自の素晴らしさがある。CO2排出量は42g/kmなので、税率は最も低い13%だ。P11D価格は11万2680ポンド(1620万円)で現物給付価格は1万4648ポンド(211万円)。したがって累進ランクの納税者だと月当たりの税額は549ポンド(7万8900円)になる。

一方、10万781ポンド(1449万円)のポルシェ911カレラ4GTSの場合には、同じ納税者が1398ポンド(20万1000円)を毎月納めなければならない。つまり1年だと1万ポンド(144万円)余計に支払う計算だ。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像