DSが提示「つまらない」コンセプトカーへの対抗案 X Eテンス 短評も

公開 : 2018.12.27 18:00

DSが発表したコンセプトカー「X Eテンス」は、特徴的な左右非対称のボディとフォーミュラEマシン由来の走行装置の組みあわせが目玉です。このコンセントの存在意義、デザインの特徴、試乗の印象をお届けします。

もくじ

「つまらない」コンセプトカーに対する回答
X Eテンス、何を世に問うのか?
DS X E-テンス試乗記
デザイン部門責任者、シエリー・メトロズへの一問一答

「つまらない」コンセプトカーに対する回答

今年はじめに発表されたコンセプトカー「X Eテンス」は、DSの考える2035年のクルマを形にしたものだという。

と同時に、デザイン部門を統括するシエリー・メトロズによれば、他社の「つまらない」コンセプトカーに対する回答でもあるそうだ。

今回、AUTOCAR英国編集部はこのクルマをフランスの公道で試乗する機会に恵まれた。そのあたりは、試乗後に聞いた彼の話とあわせてあとでお伝えさせていただこう。

さて、X EテンスはDSのフォーミュラEマシンから走行装置のおおくを受けつぐ3座のコンセプトカーだ。

サイドカーにヒントを得たという、ひじょうに特異な左右非対称のボディデザインがまず目をひく。

その非対称をなすのは、フォーミュラマシンそのままに見えるオープンの運転席と、快適性を追求したゆとりある囲いつき客室だ。

動力源となる2基のフォーミュラE用電動モーターは標準で合計543ps、サーキットモードでは1360psを発生する。自律走行の機能も組みこむ構想で、ということはドライバーは真剣に運転を楽しむか、はたまた安楽のうちにクルマに連れていってもらうかを選べるというわけだ。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像