キャデラック　欧州のライバルを抑え中国市場トップを堅持

中国市場では、押し出しの効いたキャデラック製大型サルーンモデルへの人気に陰りは見えず、2018年はもっとも近い存在と言えるBMWに対して、販売台数で3倍もの大差をつけている。

「このセグメントでは欧州のデザインよりも、より大型で、クロームメッキを多用した米国流のデザインが好まれています」とムニョスは語る。

驚くべきことに、モデルライフ末期を迎えたSクラスの人気が落ちたことで、メルセデスはポルシェの後塵を拝している。

中国では伝統的にスポーツカーにあまり人気がなかったことを考えれば、ポルシェの検討は注目に値するものであり、特に718ファミリーの販売が好調だった。

レクサスもフルモデルチェンジを行った新型サルーン、LSのデザインが、中国の消費者の嗜好にマッチしたことで、大きな人気を博している。

「いくつか新たなメーカーが参入したことで、この市場は急速に拡大しており、市場全体の低迷など、このセグメントにはまったく関係がありません」とムニョスは話している。

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