2026年欧州版 最も注目すべきハイブリッド車 10選(前編) 定番のトヨタ・カローラからV8搭載ポルシェ・パナメーラまで

公開 : 2026.10.01 11:45

デザイン、走行性能、実用性など、さまざまな観点からAUTOCAR UK編集部イチオシの「ハイブリッド車」を10台紹介します。電動化が進む現代において、手頃な価格と低排出ガスを実現する人気の選択肢となっています。

驚異的な進化を遂げているハイブリッド技術

ハイブリッド車はかつて、一風変わったニッチな選択肢だったが、今や従来のガソリン車やディーゼル車に代わる主流の選択肢へと大きく成長した。内燃機関と電気モーター、駆動用バッテリーを組み合わせることで、低い維持費、排気ガスの削減、そして航続距離への不安の解消という魅力的な要素を兼ね備えている。

英国では、ガソリン車やディーゼル車は2030年までにショールームから段階的に撤退することになるが、ハイブリッド車には2035年まで猶予がある。完全なEVに不安を感じる英国のドライバーに安心感を与えているのだ。

AUTOCAR英国編集部イチオシの「ハイブリッド車」を10台紹介する。
AUTOCAR英国編集部イチオシの「ハイブリッド車」を10台紹介する。

近年、ハイブリッド技術は驚異的なスピードで進化している。初期のプラグインハイブリッド車(PHEV)は、ゼロ・エミッション走行能力が限定的だったが、現在では多くのモデルが100km以上の電気航続距離を実現している。

同時に、トヨタ・カローラやホンダ・シビックのような従来型のハイブリッド車も人気を集めている。特に意識しなくても20km/l以上の低燃費を達成でき、外部充電の必要もない。

各セグメントには傑出したハイブリッド車がいくつかあるが、現時点でAUTOCAR英国変種部が最も推奨するのはフォルクスワーゲン・ゴルフeハイブリッドだ。日常的な使い勝手の良さ、心地よい走行性能、ファミリーカーとしての利便性、そしてクラス最高の約140kmの電気航続距離を備え、ライバル車とは一線を画している。

本特集では、現在英国で販売されているハイブリッド車およびプラグインハイブリッド車の中から、AUTOCAR英国編集部が選りすぐりのモデルを10台ピックアップしてランキング形式で紹介する。

(翻訳者注:各モデルの名称や装備、価格などは英国仕様に準じます)

1. フォルクスワーゲン・ゴルフeハイブリッド

デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:8点 乗り心地&ハンドリング:8点 コスト:8点
長所:圧倒的な電気航続距離 優れたインフォテインメント・システム 総合的な所有魅力
短所:キャビンの質感が以前ほどではない 車載システムに若干の懸念がある 購入価格が高くなりがち
最大の特徴:オールラウンドな能力

最新のゴルフは、ファミリー向けハッチバックの代名詞的存在として、原点回帰を果たしたと言えるだろう。PHEVモデルは合計出力の「eハイブリッド」と272psの「GTE」の2種類があり、前者がAUTOCARのおすすめだ。そして、これは現在英国で購入できる最高のハイブリッド車だと考えている。

1. フォルクスワーゲン・ゴルフeハイブリッド
1. フォルクスワーゲン・ゴルフeハイブリッド

ゴルフeハイブリッドは、140kmという圧倒的な電気航続距離を誇るだけでなく、走りが良く、スムーズなステアリング、確かなハンドリング、そして適度にしなやかな乗り心地を併せ持っている。

「普段はマニュアル・トランスミッション派だが、このPHEVに搭載されたオートマティックは、ゴルフにはまさにうってつけだ」
――イリヤ・バプラート(ロードテスター)

ワインディングロードを疾走したくなるようなクルマではないが、どんな課題も難なくこなす能力や、どんな環境にも溶け込むカメレオンのような適応力は魅力的だ。

欠点としては、タッチスクリーン式インフォテインメント・システムの操作が少々もどかしいこと、そしてハイブリッドモデルはトランク容量がわずかに減少し、273Lに限られている点が挙げられる。

こんな人にはおすすめ
・実用的なハッチバックで、電気航続距離が長いモデルを求めている人
・PHEVの二面性を求めつつ、税金を安く抑えたい人

こんな人には不向き
・タッチ操作が苦手で、物理的なスイッチ類を多く求める人
・最大荷室容量が必須の人。PHEVのバッテリーにより、荷室容量が100L少ない

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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