運転すると疲労が回復? 新型『日産エルグランド』のプロパイロット2.0は『走るリカバリーウエア』 約170kmでデスクワーク約8時間分の差

公開 : 2026.09.30 17:25

長距離、長時間ドライブになると疲労感は増し、肩や首が凝ったりする人も多いです。しかし、新型『日産エルグランド』のプロパイロット2.0搭載車なら、移動中に疲労感が回復するといいます。その秘密を篠原政明が取材しました。

運転中は体重の10%をずっと支え続けている

クルマの運転は、視覚(視界をはじめ、ディスプレイなどから入る情報)を中心に、聴覚(クルマが発するサウンドや音声ガイダンスなど)、触覚(振動やステアリングからのキックバックなど)、そして嗅覚(排出ガスやオイルなどの匂い)と、味覚以外の五感をフルに使っている。従って、運転すれば身体はそれなりに疲れる。

ましてや、それが長距離、長時間になると疲労感は増していき、肩や首が凝ったりする人は多い。だが、新型『日産エルグランド』のプロパイロット2.0搭載車(Gグレードにメーカーオプション設定)なら、移動中に疲労感が回復するという。

新型『日産エルグランド』のプロパイロット2.0搭載車なら、移動中に疲労感が回復するという。
新型『日産エルグランド』のプロパイロット2.0搭載車なら、移動中に疲労感が回復するという。    日産自動車

つまりは『走るリカバリーウエア』とでも呼ぼうか。その秘密を、日産自動車ソフトウェアディファインドビークル開発本部の武田文紀アシスタントマネージャーに伺った。

人間の身体で、両腕は全体重の10%の重さがある。ちなみに、頭は7%、胴体は47%、両足は36%となる。体重70kgの人なら、両腕だけで7kgもある。従って運転中にハンドルを操作していると、この7kgをずっと支え続けていることになる。

どんなクルマでも走行中は揺れている。その走行中の揺れは腕の固有振動に近いため、運転中は腕も共振して揺れている。そのため、首、上腕、胸、腰といった上半身の筋肉が緊張し続ける。クルマを長時間運転していると首や肩が凝ったり、腕がだるくなる人が多いのは、このメカニズムによるものだ。

プロパイロット2.0は、走れば走るほど疲れが取れる?

ところが、新型エルグランドのプロパイロット2.0には『ハンズオフ(手放し)』機能が備わっている。高速道路などで同一車線内であればステアリングに手を添えなくて済むハンズオフ走行が可能になり、また渋滞時も車速が50km/h以下ならハンズオフ走行が可能になった(これはGグレードに標準装備、Xグレードにオプションの『プロパイロット+ナビリンク』でもOK)。

しかも、新型エルグランドではハンズオフのときに両腕を休ませておけるワイドなアームレストが運転席の両脇に備わった。これまで、多くのモデルではハンズオフ走行が可能といっても、いつでもステアリングを操作できるように両腕を浮かせてスタンバイしていなければならなかった。

新型エルグランドではワイドなアームレストが運転席の両脇に備わった。
新型エルグランドではワイドなアームレストが運転席の両脇に備わった。    日産自動車

以前、日産のCMで矢沢永吉によるハンズオフ走行のシーンを思い浮かべる人も多いだろう。新型エルグランドは、このワイドなアームレストによって、くつろいだ姿勢で快適なハンズフリークルージングを楽しむことができる。

新型エルグランドのハンズオフでは、首、上腕、胸、腰といった上半身の筋活動(疲れ)が、60%も軽減することが実験で実証されている(疲労ストレス計 M100によるバイタルデータの測定、以下同じ)。

さらに、疲労やストレス度といった自律神経の変調は、普通の運転では増加していくのだが、ハンズオフ走行では減少していくという。約170kmの運転で、普通の運転とハンズオフ走行では、疲労やストレス度にデスクワーク約8時間分(!)の差がつくというのだ。

ハンズオフ走行で快適なクルージングをするほど、移動中に疲労感が回復し、目的地で思いっきり楽しむ余裕が生まれる。帰路もハンズオフ走行で、目的地で楽しんだ疲労を回復しながら帰宅できるというわけ。これぞまさに、走るリカバリーウエアと呼べる理由となる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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