ジャガー Fペース 300ps版の30t Rスポーツ、直4最強のパワーユニット

公開 : 2019.05.05 09:50  更新 : 2019.05.06 21:31

300ps版のスペシャルな内容

300ps版のインジニウムは、4気筒最強を謳う資格のあるエンジンだった。2ℓ 4気筒で300psといえば、20世紀であれば“狂ったような”と形容されてもおかしくないほどのアウトプットだが、現代は車重も増加しているので、Fペース30tの走りはクレイジーではなく理性的なものに留まっている。

それにしても25tからのアップレートが数値以上に感じられたので色々と調べてみると、同じインジニウム4気筒でも2016年デビューのガソリン200ps版、250ps版と、今回の300ps版(エンジンのデビューは2017年)はシリンダーヘッドとターボが別物であることがわかった。

電子制御油圧のハイドローリックバルブトレインとセラミックボールベアリングを使用したツインスクロールターボチャージャーを組み合わせた結果、全域で分厚いアウトプットを獲得しているのである。

ちなみにFペースRスポーツの25tと30tの価格には63万円の開きがあるが、手の込んだエンジンのスペックと、ドライブフィールの違いを理解できれば高いとは言えないだろう。

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