海外試乗

2019.04.25

初試乗 ジャガーFペースSVR V8スーパーチャージャー 遅れて現れたお手本

ジャガーFペースSVR

テスト日 : 2019年4月23日

価格 : 7万5335ポンド(1092万円)

文・マット・ソーンダース  

編集部より

ジャガーが生み出した新しいハイパフォーマンスSUVは、情熱的で社交的ないい奴といったところ。しかし、ここぞ、というときにはしっかり実力を発揮してくれる頼もしさも備えています。ファミリーカーとしての素質も充分といえるでしょう。

もくじ

どんなクルマ?
予定より9ヶ月遅れた発表の理由とは
どんな感じ?
最高出力は550psながら軽くない1995kg
パワーアップに応じてシャシーもアップデート
利便性もよく居心地の良いインテリア
ハイパフォーマンスSUVのお手本
「買い」か?
パフォーマンスと実用性の稀有な両立
スペック
ジャガーFペースSVRのスペック

どんなクルマ?

予定より9ヶ月遅れた発表の理由とは

「不特定の部品供給に関わる障害」ジャガー・ランドローバー社、JLRのスペシャルビークル・オペレーションズ(SVO)ブランドの3番目のとなるパフォーマンスモデルの発表が、1年近い遅延となった理由がこれ。今回のジャガーFペースSVRのことだ。


ジャガーの公式な情報によれば、2018年7月に予定されていたプレス発表まで数週間というところで、ジャガーが発注したものと、生産に向けて納品されたコンポーネンツとの内容が異なることが判明したらしい。結果的に、この問題が解決するまで、モデル発表が延期することが決定されたのだという。


しかし、複合的な部品だとはいえ、コンポーネンツの課題解決に9ヶ月も要するのだろうか。もっと別の理由もあると思えてならない。SVOの新しいボスは、少なくともわれわれの知る限り1モデルの計画を中止しているし、JLRの大きな企業損失も大きく影響しているのではないだろうか。ちょうどこのホットなFペースの開発から当初の発表にかかる期間と、先の34億ポンド(4828億円)にも達する赤字のニュースのタイミングとが重なるのは、偶然なのだろうか。少なくともわれわれのもとには、様々な噂や情報が聞こえてきている。


革新的な新しいボス、ミヒャエル・ヴァン・デ・サンドが、彼のはじめて手がけるクルマとして大幅な手直しを求めたことで、発表が遅れたという情報もある。9カ月という期間はわれわれには長く聞こえるが、自動車業界の人々にとっては、ワイパーアームやラゲッジスペースの車内灯を見直す以上の事ができる時間であることは、間違いないだろう。

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