ほぼ新車 グループBラリーカー、オークションに MGメトロ6R4の予想落札価格は?

公開 : 2019.06.05 11:10  更新 : 2019.06.05 13:17

走るべきか、保存するべきか

今回の6R4は、2002年に現在のオーナーが購入するまで、ドニントン・ミュージアムで展示されていた。この時、走行距離計は5マイルを示していた。

それから17年の間に、現在のオーナーがエンジンとトランスミッションの調子を確認する際に、走行距離計を2マイルだけ伸ばしたのだ。

さて、この新車状態のクラシックカーを次に手に入れた人物はどうするべきだろうか? ラリーカーとして作られたのだから、クラシックカー・ラリーで走らせてやるべきだという意見もあるだろう。しかし、これは間違いなく奇蹟の個体である。この状態を変えてしまうのも惜しまれるのではないだろうか。

幸いにも、われわれはそんなジレンマに悩む必要がない。この稀少なクルマに3000万円もの大金を投じる甲斐性はないからだ。われわれはただ、こんなクルマがあったことに驚き、そしていくらの値が付くかと注目するだけである。

MGメトロ6R4が出品されるシルバーストン・オークションのシルバーストン・クラシック・セール2019は、7月27〜28日に行われる。

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