試乗 三菱ASX 基本設計古いがコスパは良好

公開 : 2019.06.27 10:10

2010年の発売以来10年目となり、再びフェイスリフトが加えられた三菱ASXに試乗しました。ルックスは魅力的ですが、基本設計の古さは否めず、その走りもやや不満が残ります。しかし、この価格帯としては装備も充実しているほか、信頼性も魅力です。

もくじ

どんなクルマ?
10年目のフェイスリフト

どんな感じ?
普通に走る分には問題なし
シンプルな操作系 内装の質感良

「買い」か?
コスパ良し、信頼性も魅力

スペック
三菱ASXダイナミックのスペック

どんなクルマ?

10年目のフェイスリフト

三菱ASXを語る上で、無視できない問題がある。それは日産キャッシュカイやセアトアテカなどの強力なライバルの存在だ。ASXは2010年の登場以来複数回のフェイスリフトを経験している。そろそろ完全なモデルチェンジをしても良い頃だろう。

なぜ新型ASXがまだ登場しないのだろうか。三菱は2017年にルノー日産アライアンスに加盟したばかりでそのプラットフォームを使った新型車を開発しきれていないのだろう。

しかし、最近三菱はエクリプス・クロスを発売した。紛らわしいことにこのモデルもキャッシュカイのライバルだが、次期型ASXは現行よりやや小さくなり、日産ジュークに対抗するモデルになるようだ。しかし現時点では、ASXとエクリプス・クロスは同じカテゴリーに属していることになる。

最新のフェイスリフトにより、L200にも似た新しいフロント周りが与えられている。さらに低速での自動ブレーキや新しいインフォテインメントシステム、そして交通情報を取得することもできる新しいナビゲーションが与えられている。

エンジンのラインナップは簡略化され、150psの2.0ℓガソリンエンジンに5速MTまたはCVTが組み合わされる。駆動方式も二駆と四駆が用意されている。

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