量産最強のAMG製2.0ℓ4気筒ターボ メルセデス-AMG A45 S 試乗 421psに50.9kg-m

公開 : 2019.08.02 10:10

複雑多様な電子デバイスはドリフトモード付き

巨大なパワーに備えて、ドライブモードも多数準備された。インテリアは、美しいタービンのようにデザインされたエアベントに高精細のインスツルメントパネル、大型のセンターモニターなど、触れるべき点が多くある。だが、テクノロジー的な部分では交通整理を求めたい印象もある。

インスツルメントパネルに納まるモニターは、スピードメーターを左側に表示させるモードだけでもいくつかが用意されている。そこからひとつを選んだとしても、右側のタコメーターのグラフィックスの選択肢が7種類も用意されていたりする。加えてスピードとタコメーターの間の表示内容も変更できる。

ステアリングホイールには合わせて17種類のボタンやスイッチが取り付けられ、そのうちのふたつはマルチファンクションのトラックパッド。これだけのボタンが並んでいながら、レーンキープアシスト機能をオフにする操作は、センターモニターで行わなければならない。

ドライブモードは、個別に設定可能なインディビジュアルを加えて6種類。そこにはスタビリティコントロールやトランスミッション、4輪駆動システムの動作を変更できるAMGダイナミックモードとして4種類、ダンパーのセッティは3段階、2段階のエグゾーストモードが用意されている。ステアリングホイールの操舵感の重さは個別に選択はできないが、ドライブモード次第で変化する。

ESC(エレクトリック・スタビリティ・コントロール)は通常のオン(ノーマル)、スポーツ、オフから選べる。フロントタイヤの駆動は残るが、リアタイヤへ伝わるトルクの割合が増えるドリフトモードに、ローンチコントロールも装備している。

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