BMWジャパン新社長 どんな人? 「プレミアム性」重視 8シリーズ/自動運転がキー

公開 : 2019.10.30 10:50  更新 : 2021.10.09 23:53

BMWプレミアム化 ロールスの顔色は

――会見の中で、プレミアムブランド、またはラグジュアリーブランドというキーワードが多く聞かれました。

BMWグループでは上位にロールス・ロイスがある中で、BMWというブランドの販売価格として上限を設けるイメージがありますか?

BMWグループでは上位にロールス・ロイスが存在する。
BMWグループでは上位にロールス・ロイスが存在する。

「M8などの上級モデルから、エントリーモデルの1シリーズまで、BMWブランドは近年、価格帯として極めて広い分野をカバーするようになりました」

「わたしがいうプレミアム性とは、こうしたモデルそれぞれについてを指しており、もちろんミニも含みます。日本市場でもこうした観点で、プレミアムなBMWを再構築していきたいです」

さらに、プレミアム性の再構築という観点では「きょう発表した、8シリーズグランクーペはまさに、BMWブランドとして次の戦略の入り口です。日本市場を含めた継続的な成長を狙います」と今後の抱負についても触れた。

この他、今回の会見では7シリーズを使った、レベル4の自動運転実験車両を持ち込み、最新技術におけるBMWのプレミアム性についても強調。

2度目の日本着任となったヴィードマンの、社長としての手腕に期待したいところだ。

記事に関わった人々

  • 桃田健史

    Kenji Momota

    過去40数年間の飛行機移動距離はざっと世界150周。量産車の企画/開発/実験/マーケティングなど様々な実務を経験。モータースポーツ領域でもアメリカを拠点に長年活動。昔は愛車のフルサイズピックトラックで1日1600㎞移動は当たり前だったが最近は長距離だと腰が痛く……。将来は80年代に取得した双発飛行機免許使って「空飛ぶクルマ」で移動?

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