長年日本で愛されてきたイタリアのワンオフモデル登場!アルピナの最も美しいクーペも【BHオークション開催】

公開 : 2025.10.06 17:05

日本でコレクターズカー専門のオークションハウスとして積極的に活動するビンゴ・スポーツが、11月7日~8日に『BHオークション at シティサーキット東京ベイ』が開かれます。現時点で出展予定の11台を紹介します。

ワンオフのミケロッティ・レーザーが登場

日本でコレクターズカー専門のオークションハウスとして積極的に活動するビンゴ・スポーツが、11月7日~8日に『BHオークション at シティサーキット東京ベイ』が開かれる。

会場はお台場にあるアクセスの良い都市型EVカートコース『シティサーキット東京ベイ』を舞台に、希少な新旧コレクターズカーを集めて行われる。

『ミケロッティ・マトラ・レーザー』と呼ばれるコンセプトモデルが登場。
『ミケロッティ・マトラ・レーザー』と呼ばれるコンセプトモデルが登場。    BHオークション

今回のオークションで注目の存在が『ミケロッティ・レーザー』だ。ヨーロッパではベース車両を尊重し、『ミケロッティ・マトラ・レーザー』と呼ばれるコンセプトモデルである。

イタリアのカロッツェリア『ミケロッティ』が、フランスのマトラM530をベースにワンオフで製作したスタディモデルがレーザーで、1971年のジュネーブ・モーターショーで発表された。

1977年には東京の晴海で開催された『ラ・カロッツェリア・イタリアーナ’77』に展示するため日本へ持ち込まれた。その後、松田コレクションに収蔵されスポーツカー博物館で展示されていた。閉館後もイタリアに戻ることなく日本の愛好家が所有してきた車両。日本で登録されている車両で、公道走行可能な点も見逃せない。

希少なアルピナB9 3.5クーペも登場

今回のオークションで、もうひとつの注目車が『アルピナB9 3.5クーペ』だ。歴代アルピナ車の中で最も美しいクーペと称される1台。E24初代6シリーズをベースにアルピナが77台制作した中の1台で、ニコルによる正規輸入車だ。

このほか、アメリカの現代ポップカルチャーアーティストのジェフ・クーンズがデザインした、エクステリアと内装を纏う特別仕様『THE 8Xジェフ・クーンズ』も並ぶ。8シリーズ・グランクーペをベースに99台限定で製作されたもので、日本には1台のみが存在する。

現時点で『BHオークション at シティサーキット東京ベイ』出展予定の12台。
現時点で『BHオークション at シティサーキット東京ベイ』出展予定の12台。    BHオークション

なお、9月30日現在で下記11台の出品が決定しているが、出品車両は随時追加される予定。オークションの最新情報や車両の詳細、参加方法については公式ホームページで確認を。

『BHオークション at シティサーキット東京ベイ』出品予定車

1932年 MG J2
1969年 ロータスエランS4 FHCブラック・バッヂ
1971年 ミケロッティ・レーザー
1971年 フォルクスワーゲン・カルマン・ギア・クーペ
1974年 スバッロ328
1985年 アルピナB9 3.5クーペ(E24)
1987年 ポルシェ911ターボ(タイプ930)
1995年 三菱ランサー・エボリューションIII
1999年 トミーカイラR-Z(日産スカイラインGT-R Vスペック/BNR34)
2002年 モーガンエアロ8 シリーズ1
2023年 BMW M850i xドライブ・グランクーペ THE 8X ジェフ・クーンズ
1993年 ダイハツ・シャレード・サファリ・ラリー出場車 #19

記事に関わった人々

  • 執筆

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。
  • 平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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