レストモッド 至高の3台対決 アルファ vs ポルシェ vs ジェンセン 前編

公開 : 2019.11.16 20:50

レストモッドと呼ばれる車両をご存知でしょうか。過去の名車と最新技術の融合によって生み出されたこうしたモデルでは、現代の路上で通用する十分なパフォーマンスと、古き良き時代のクラフツマンシップを同時に味わうことが出来ます。今回は至高の3台をご紹介します。

レストモッド

なぜこの3台の新品パーツやアップグレードされたコンポーネントを与えられたクラシックモデルを選んだのか、もっともらしい説明したいところだが、本当の理由は単にそのコンセプトに興味をそそられたからであり、この3台に関する素晴らしい評価を聞いたからだった。

クラシックモデル好きにとって、この3台は最新のスーパーカーにはない魅力備えた新しいタイプのパフォーマンスモデルだと言えるだろう。

レトロモッドのオーダーメイド方式は、それぞれが独自の仕様であるということを意味している。
レトロモッドのオーダーメイド方式は、それぞれが独自の仕様であるということを意味している。

そのパフォーマンスは実際に使いこなすことの出来るレベルに留まるが、注ぎ込まれたクラフトマンシップと魅力はまさに至高の3台であり、少なくともわたしの理想とするモデルたちだ。

だからこそ、南ウェールズにあるスランドウ・サーキットへとこの3台を連れ出すことにしたのであり、サーキット走行を思う存分楽しんだ明日には、公道での実力を試してみるつもりだが、その間には退屈な一般道での移動もこなさなければならない。

今回集まった3台はそれぞれが異なる成り立ちを持っている。

もっともコンパクトなのが、アルファホリックスの手によって生み出され、GTA-Rと名付けられた1台だ。GTAを模したこのアルファは、105/115シリーズのクーペがベースであり、もともとのこの個体は1967年モデルの1300 GTジュニアだった。

アルファホリックスでは単なるレストアにも対応しているが、フルスペックのGTA-Rを手に入れるために必要な価格は、30万ポンド(4210万円)にも達する。

至高の3台

この個体はまさにそうした1台であり、シーム溶接を行ったモノコックボディに12ポイントのロールケージを組み合わせ、サスペンションにはチタニウム製パーツが奢られるとともに、アルファホリックス製パーツを組み込んだギアボックスが搭載されている。

アルファ75のツインカム・ツインスパーク4気筒エンジンはボア、ストロークともに拡大することで排気量を2.3Lまで引き上げ、軽量ピストンによって243psのパワーを発揮している。車重はわずか830kgだ。

ジェンセンが大柄なモデルだと感じさせる理由は一目瞭然だろう。
ジェンセンが大柄なモデルだと感じさせる理由は一目瞭然だろう。

このアルファとともに集まったのが、タットヒルが創り出したポルシェ911だ。彼らは古い911をベースに、ラリーマシンやレーシングカー、さらには氷上ドライブ用マシンを創り出しているが、この氷上ドライブは自動車の楽しみとしては最上のものだと言われている。

今回の個体はオーナーの好みに合わせてカスタマイズが施された1973年モデルの911であり、2.4Lエンジンを積むEシリーズのこの車両にはワイドボディが組み合わされている。

サーキット向けというよりは、より公道にフォーカスした1台だが、素晴らしいマシンであることに変わりはない。エンジンそのものはオリジナルの2.4Lのままだが、高い実用性とパフォーマンスを兼ね備えた1台だ。

そして、最後の1台がジェンセン・インターセプターであり、ジェンセン・インターナショナル・オートモーティブ(JIA)が手掛けたこの1台では、564psを発揮するシボレーLSA 6.2L V8エンジンを搭載するというかつてない手法が採用されている。

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