【美しきグラデーション】マクラーレンGTに、3トーンの外装色/カシミア内装 ヴァーダント・テーマGT by MSO

公開 : 2020.03.04 06:50

マクラーレンのMSOが最新作を発表。グリーンのグラデーションが印象的な「ヴァーダント・テーマGT by MSO」です。実車も撮影できました。

マクラーレン・スペシャル・オペレーションズの新作

英国のスーパーカー・メーカー、マクラーレンが革新的なカラーと素材を用いたビスポークを提案した。

同社のパーソナライゼーション部門であるマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)が手がけた「マクラーレン・ヴァーダント・テーマGT by MSO」の登場である。

マクラーレン・ヴァーダント・テーマGT by MSO
マクラーレン・ヴァーダント・テーマGT by MSO

「緑に溢れた(ヴァーダントな)風景と美しい地平を存分に楽しむための“旅”を想定して作られた、グランドツーリングのスーパーカー」と発表されたこの1台。

自然界の色合いと質感に着目したことが特徴で、たとえば、ドライバーが手に触れる主要な内装パーツは、カシミアでトリミングされている。ウールのなかで最も柔らかく、ラグジュアリーなカシミアがマクラーレン車に初採用。実はスーパーカーに用いられるのも初めてのことだという。

430時間のクラフトマンシップ

外装色は、MSOによるイノベーティブなサテンのスリートーン塗装により、フレッシュな印象。明から暗へとシームレスなグラデーションが施され、ノーズからテールまで、特別に作られた3色(ホーセル・グリーン、アルボル、プラトー)をブレンド。

この豊かな色合いを完璧に融合させるため、その作業工数は430時間に達するという。

発表イベントで撮影したマクラーレン・ヴァーダント・テーマGT by MSO
発表イベントで撮影したマクラーレン・ヴァーダント・テーマGT by MSO

MSOビスポークのブレーキ・キャリパーはネイピア・グリーンで、ホイール、ウインドウ上部、エグゾースト・フィニッシャーのグロス・ブラック仕上げがドラマティックだ。

MSOのマネージング・ディレクター、アンサー・アリは、「マクラーレン・ヴァーダント・テーマGT by MSOは、多くのイノベーションを取り入れることで現代のラグジュアリーさを新たなレベルに引き上げるのです。マクラーレンのグランドツアラーは、わたし達のアーティスティック性を高める最も洗練されたエレガントなキャンバスとなっています」と、新モデルについて語っている。

ヴァーダント・テーマGT 内装は?

内装は、ローレル・グリーンのマイクロパイピングが入ったダーク・グリーン、ジェット・ブラック、ローレル・グリーンのレザーが、チャコール・グレーのカシミアとの絶妙なコントラストを構成。

柔らかく心地よいカシミアは、センタートンネル、ドア・インサート、ダッシュボード下部、サンバイザー、ヘッドレスト、シート背後に施されている。

マクラーレン・ヴァーダント・テーマGT by MSOの内装
マクラーレン・ヴァーダント・テーマGT by MSOの内装

また、専用プラーク、ロゴ刺繍、さらにMSOロゴがレーザー・エッチングされたアクセル・ペダルがラグジュアリーさを演出している。

GTのプロアクティブ・ダンピング・コントロール・サスペンション、最高出力620psの4.0L V8ツインターボ・エンジンのスペックに変更はない。

関連テーマ

おすすめ記事