【誘惑するピニンファリーナ・ボディ】アルファ・ロメオGTV 英国版中古車ガイド

公開 : 2020.05.31 10:20

イタリア車ファンだけでなく、幅広いクルマ好きを魅了するスタイリッシュなクーペ、アルファ・ロメオGTV。時代を感じさせないスタイリングですが、気をつけたいポイントも少なくありません。英国編集部が解説します。

もくじ

現役モデル時代には数多くの賞を獲得
V6だけでなく安価なツインスパークも
不具合を起こしやすいポイント
専門家の意見を聞いてみる
知っておくべきこと
いくら払うべき?
英国で掘り出し物を発見

現役モデル時代には数多くの賞を獲得

text:John Evans(ジョン・エバンス)
translation:KENJI Nakajima(中嶋健治)

 
アルファ・ロメオGTVは現役時代の1995年、数多くの賞を獲得した。そのうち2つは、AUTOCARのベスト・スポーツカーと、カー・オブ・ザ・イヤーだった。

それから25年が経過し、当時のトロフィーの輝きは鈍ったかもしれない。しかし2+2クーペは、今でもエンスージァストのハートを強く誘惑する。

アルファ・ロメオGTV(英国仕様)
アルファ・ロメオGTV(英国仕様)

英国では、14万8000kmを走行した整備記録の揃った2003年式GTV 3.2 V6が、英国では7495ポンド(98万円)くらいから。ちなみに英国では使用環境上、走行距離が伸びる傾向にある。

アルファ・ロメオGTVが登場したのは1995年で、スタイリングを手掛けたのはピニンファリーナ。アルファ・ロメオの盾型グリルには、色彩豊かなアルファ・ロメオのエンブレムが添えられた。

インテリアの雰囲気は、やや低級な雰囲気が漂っていた。フェイスリフトを受けた後期モデルでは、エッジはやや丸くなり、フロントのナンバープレートの位置をオフセット。フレッシュさを維持した。

ボンネットやフェンダー、フロンノーズはコンポジット素材で、サビの心配は不要。それ以外のボディパネルはスチールの亜鉛メッキだが、フロアパネルやリアフェンダー、サイドシルの腐食は気に掛けたい。

GTVは当初、2.0Lの4気筒16バルブ・ツインスパーク・エンジンを搭載し、最高出力150psを獲得。しばらくして可変マニフォールドが追加採用されている。性能だけでなく信頼性や価値なども考えると、選択肢に加えたいエンジンだ。

V6だけでなく安価なツインスパークも

1998年になると、3.0LのV6 24バルブ・エンジンが登場。最高出力は220psへ引き上げられた。パワーに対応するべく、大径ブレーキと赤いキャリパーを装備。ホイールも大径のテレダイヤル・デザインが与えられている。

英国では、V6エンジン・モデルの価格が高い。手入れされた安価なツインスパークの方が、選択肢としては安全だろう。一方で筆者があまりオススメしないのは、2003年に登場した165psを発揮する16バルブの2.0 JTSだ。

アルファ・ロメオGTV(英国仕様)
アルファ・ロメオGTV(英国仕様)

同時期に3.0LのV6エンジンは、3.2Lへとスイッチしている。241psを発揮し、0-100km/h加速は6秒を切る。数は多くはない。

2004年、GTVクーペの生産は終了。後継モデルとして、アルファ・ロメオ・ブレラが登場した。

10年間のモデルライフを通じて、アルファ・ロメオは多くの改良を加えている。初期型から軽く手の入った、フェイズ1bと呼ばれるクルマの登場は1997年。

フェイスリフトを受けたフェイズ2は、1998年にリリース。センターコンソールが新しくなり、計器類も刷新。ボディキットも追加されている。2000年にはエンジンが手直しされ、フェイズ2bに進化。

2003年に、再びフェイスリフトを受けたフェイズ3が発売。ボディデザインが新しくなり、センターコンソールも変更。トラクション・コントロールにも手が入った。

アルファ・ロメオのファンは、FC1、2、3と呼び分けられる、エンジンの違いにもこだわる。主に、触媒コンバーターの位置と数が異なっている。

V6カップも存在したが、見つけるのは困難。走行距離やグレードより、状態を最優先に選びたい。

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