【排ガス規制は大丈夫?】ジープ・ラングラー V8搭載のコンセプトカー 新型ブロンコに対抗か

公開 : 2020.07.16 11:30  更新 : 2020.07.16 11:30

ジープ・ラングラーの頂点であるルビコンをベースにした「392コンセプト」が発表されました。搭載するエンジンは、環境重視の現代に逆行するような大排気量V8。ボディも強化され、圧倒的なオフロード性能を誇ります。

もくじ

時代に逆行?大排気量V8エンジン
驚異的なオフロード性能

時代に逆行?大排気量V8エンジン

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)

ジープは、オフロードモデルであるラングラー・ルビコンのV8エンジン搭載バージョン、392コンセプトを披露した。

コンセプトではあるが、近々ラインナップに追加されるかもしれない。

ラングラー・ルビコン392コンセプト
ラングラー・ルビコン392コンセプト    ジープ

搭載される6.4Lエンジン(392立方インチ)は、1981年のCJ以来、ジープが初めて使用するV8である。

CJでは126psと30.6kg-mのトルクを発生させたが、対照的に392コンセプトでは450psと62.2kg-mを発生。0-97km/hのタイムは5.0秒以下をマークする。

現時点ではまだコンセプトだが、ジープの北米担当のボス、ジム・モリソンは次のように述べている。

「ジープ・ラングラーのファンはV8モデルを求めてきましたが、新しいラングラー・ルビコン392コンセプトは、それを実現する能力を持っています」

「ラングラー・ルビコン392コンセプトは、オンロードでもオフロードでも驚異的な走破性を発揮するクルマです」

しかし、欧州連合(EU)の厳しい新排出ガス規制に抵触することになるため、市販化したとしても欧州には導入されないだろう。

驚異的なオフロード性能

ベースとなっているラングラー・ルビコンは、市場に出回っている4×4の中でも最もオフロード性能の高い量産車の1つだ。

392コンセプトでは、大型エンジンに加え、デーナ44アクスル、フルタイム2速トランスファーケース、電動アクスルデフロック、37インチのマッドテレイン・タイヤ、2インチのサスペンションリフトなど、オフロード向けの改良が加えられている。

ラングラー・ルビコン392コンセプト
ラングラー・ルビコン392コンセプト    ジープ

33cmのグランドクリアランスを確保し、水深86cmという圧倒的な渡河能力を誇る。

エンジンマウントとフレームは大型エンジンに対応するために変更され、2モードのエグゾースト・システムによりエンジン音を切り替えることができる。

フォックスのアルミニウム製ショックアブソーバーは減衰力と放熱性を向上させるという。

ギア比を3.73と小さくして、低速走行時のトルクを「大量に」発生させる。

また、サスペンションの構造変更により、アプローチアングルやデパーチャーアングル、ブレークオーバーアングルが改善された。

デザインは、標準仕様とほぼ同様のもので、このまま市販化されても違和感がない。

違いとしては、ブロンズカラーのホイール、ショック、トリムエレメント、盛り上がったボンネット、カットダウンされたドアなどが特徴的だ。

インテリアは、レッドレザーにゴールドのステッチが施されている。

ラングラー・ルビコン392コンセプトは、ラングラーの最大のライバルとされる新型フォード・ブロンコと同時に発表された。

ジープと同様に、新型ブロンコにも2ドアと4ドアモデルが用意されており、目的に応じたオフローダーとしても、より公道に適したSUVとしても幅広く使える。

ジープにV8エンジンが復活するかどうかは、392コンセプトに対する市場のリアクションにかかっているかもしれない。

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