【高性能SUV】ジープ・レネゲード4xe 四輪駆動/240psのプラグインHV 9月に欧州発売へ

公開 : 2020.07.22 12:50

ジープ初の電動SUVとなる「レネゲード4xe」が登場。4xeは、「フォー・バイ・イー」と読みます。モーターと1.3Lエンジンを搭載するプラグイン・ハイブリッド車です。現地価格の情報も入ってきました。

レネゲードのプラグイン・ハイブリッド

text:Will Trinkwon(ウィル・トリンクウォン)

ジープ初の電動SUVで、プラグインハイブリッド車の「レネゲード4xe(フォー・バイ・イイー)」が、今年9月に欧州で発売される。

レネゲード4xeは、同じく「4xe」のエンブレムを付けたプラグインハイブリッド車の「コンパス」や「ラングラー」などと並び、「世界で最も環境に優しく、最も持続可能なSUV企業」を目指すジープが提供する、初の電動モデルとなる。

ジープ・レネゲードの新モデル「4xe」
ジープ・レネゲードの新モデル「4xe」

レネゲード4xeの3種類のグレードをラインナップ。イギリス向け価格は、ロンジチュード(3万2600ポンド:450万円〜)、リミテッド(3万4500ポンド:470万円〜)、トレイルホーク(3万6500ポンド:500万円〜)となっている。

ジープによれば、トレイルホークは究極のオフロード仕様となり、リミテッドとロンジチュードは、シティ走行に適したセッティングとなるそうだ。

3つのモデルは、英国市場ではすでにオーダーが可能となっている。

パワートレイン

「4xe」は、四輪駆動モデルのレネゲードのリア・サブフレームを改良し、ドライブトレインとして電気モーターと1.3L 4気筒ターボ・エンジンを搭載。

ロンジチュードとリミテッドは、システム全体で190ps、トレイルホークは240psをそれぞれ出力する。

ジープ・レネゲードの新モデル「4xe」
ジープ・レネゲードの新モデル「4xe」

エミッションフリーでの最高速度130km、航続距離50kmを達成するバッテリーは、リアシートの下のセンタートンネルに取り付けられる。

その分、同じくリアシートの下にある燃料タンクの容量は、39Lに縮小されている。

3つのグレードはすべて、0-97km/h加速約7.5秒、最高速度200km/hを達成し、27.5kg-mのトルクを発生。

予想されていた通り、すべての「4xe」は四輪駆動となる。6速オートマティック・ギアボックスを介して、すべてのタイヤに動力が伝達されるわけだ。

ジープは、新たなレネゲードで「これまでのどのジープよりも、高いパフォーマンスとドライビングダイナミクス」を提供すると述べている。

一方、eAWDモード(4WDロック、4WDロー、ヒルディセント・コントロール )を備えた最新のセレクテレイン・ロータリー・コントロールは、オート、スノー、マッド&サンド、ロック、スポーツを含む各運転モードに対応する。

電動モデルらしいエクステリア

「4xe」は、他のレネゲードのバリエーションとほぼ同じエクステリアを備えているものの、ブルーのアクセント、青いバッジ、プッシュカバー式の充電ポートにより、従来のガソリンおよびディーゼルの兄弟モデルから差別化されている。

外装色は、グラニテを含む最大18種類のカラーリングから選ぶことが可能となっている。

ジープ・レネゲードの新モデル「4xe」
ジープ・レネゲードの新モデル「4xe」

リミテッドまたはトレイルホークでは、オレンジがラインナップされており、グリーンはトレイルホーク専用。

内装では、7.0インチのTFTカラーディスプレイと8.0インチのタッチスクリーンを備え、アップル・カープレイ、アンドロイド・オートに対応するUコネクト・ナビシステムが、標準装備される。

ロンジチュードとリミテッドには、エアベント、スピーカー、センターコンソールのベゼルにブラック・アクセントが加えられ、トレイルホークはルビーレッドのアクセントが特徴となっている。

ジープの元CEOで、現フィアットクライスラー・オートモービルズの責任者であるマイク・マンリーは、2018年に、2022年までにジープのラインナップに4台のEVを投入すると述べていたが、その後、経営陣の大幅な変更が行われたため、計画が変更される可能性もあるだろう。

関連テーマ

おすすめ記事