【4代目へ一新】アウディA3セダン TFSIへ試乗 アウディらしいコンパクト

公開 : 2020.07.30 10:20

新しく生まれ変わった、アウディA3。優れた走りとインテリア、技術を搭載する、先代までのテーマを継承するアウディいらしいコンパクト・プレミアムです。1.5Lターボを搭載したモデルを、英国編集部が評価しました。

もくじ

述べ58モデルへと拡大したアウディ
精錬されたアウディらしい淡白さ
アウディを堅実に表現したクルマ
アウディA3セダン 35 TFSI エディション1(欧州仕様)のスペック

述べ58モデルへと拡大したアウディ

text:Matt Prior(マット・プライヤー)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
2001年は、17種のモデルを販売ていたアウディ。2020年には、58モデルを抱えるブランドへと成長している。新しいアウディA3サルーンもその1台。あらゆるモデルレンジの隙間を、埋めようとしているのだろう。

全長は4495mmへと成長し、トランクの広さは425Lに。かつてのA4へ並ぶ実用性を獲得したといえる。

アウディA3サルーン(セダン)35 TFSI エディション1
アウディA3サルーン(セダン)35 TFSI エディション1

最新のA3サルーンも、いってしまえば5ドアハッチバックのA3スポーツバックに、トランクリッドを付けたモデル。フォルクスワーゲン・グループのMQBプラットフォームを土台とする。

リア・サスペンションが、A3共通で独立懸架式となるのが特長。英国での価格は2万8380ポンド(380万円)から。上級グレードなら4万ポンド(536万円)に届く。

今回の試乗はドイツで、クルマは左ハンドルの35 TFSI。英国や日本へ導入されるモデルとは異なることは、ご了承いただきたい。

スポーティな見た目のSラインで、18インチのホイールを履く。インテリアはエディション1と呼ばれる装いで、より上級な仕立てになっていた。

35に搭載されるのは、1.5Lの4気筒ターボ・ガソリンエンジン。生み出す最高出力は149psだ。トランスミッションは7速デュアルクラッチATで、電圧48Vによるマイルド・ハイブリッドを搭載する。一方でMTを選ぶと、マイルド・ハイブリッドは省かれる。

精錬されたアウディらしい淡白さ

ベースモデルでも装備は充実。デュアルゾーン・エアコンにモニター式のデジタルメーター、10.1インチのインフォテインメント・システム用モニターを備える。スマートフォンとのミラーリングも可能だ。

ありがたいことに、アウディはエアコンの操作をモニターに組み込んでいない。一方で車線維持支援システムは標準でオンのままで、切り替えはモニター上でしか行えない。

アウディA3サルーン(セダン)35 TFSI エディション1
アウディA3サルーン(セダン)35 TFSI エディション1

マルチメディア・インターフェイス(MMI)はタッチモニター式となったことで、やや混雑した見た目の印象が軽減されている。センターコンソールからは、大きなシフトノブも姿を消している。

そのかわり光沢の強いパネルが全体を覆い、空間を有効に活用できているとも思えない。ロータリー・コントローラーの方が、インターフェイスとしては便利だとも思う。

インテリアのデザインは角張った造形が目立ち、先代より個性を増している。ランボルギーニ・ウラカンにインスパイアされたのだろうか。知覚品質に優れ、素材の選択も良い。車内下部には、硬質なプラスティックも用いられているが。

前席は広々としており、人間工学的にも良好。以前のA3より改善されている。後席は頭上スペースが狭い。リアシートの実用性を重視するなら、スポーツバックを選んだ方が良いかもしれない。

A3セダンの運転体験は、精錬されたアウディらしい、淡白さがある。目立つ部分がないものの、不満もない。

タイヤは、17インチから19インチまで、グレードによって選べる。試乗車はSラインで、18インチの225/40というサイズのタイヤを履いていた。

 
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