【累計40000台】ベントレー・フライングスパー シリーズ15年目の高級スポーツ・セダン 生産台数が大台に乗る

公開 : 2020.09.01 19:25  更新 : 2021.10.11 09:34

写真は、最新世代の「ベントレー・フライングスパー」。4WSを採用する高級4ドア・リムジンです。コンチネンタル・フライングスパー時代から今年で15年目。人気モデルが、通算4万台という生産の節目を迎えました。

最新型は最高速度333km/h

イギリスの高級車ブランド、ベントレーモーターズが、高級スポーツセダン「ベントレー・フライングスパー」の通算4万台目をラインオフした。

初代にあたるコンチネンタル・フライングスパーの発売が2005年。それ以来、最新型となった第3世代も世界的な人気が続いている。

最新世代のベントレー・フライングスパー
最新世代のベントレー・フライングスパー    上野和秀

4ドア・グランドツーリング・セダンとして、快適性と俊敏性を融合した最新型は、設計、エンジニアリング、開発、製造をすべて英国・クルーの本拠地で行っている。

生産 1台に100時間以上

その製造行程では、250名のチームが、専用ラインで100時間以上を費やし、1台1台を丁寧に手作業で組み立てていく。

そうして完成を迎えたのちに何百回もの品質チェックが行われ、68か国の国々で暮らす目の肥えたオーナーのもとへと届けられるわけだ。

最新世代のベントレー・フライングスパーの内装
最新世代のベントレー・フライングスパーの内装    上野和秀

これまでの15年間で4万台のフライングスパーが製造されたが、そのうちの約50%がベントレーの2大市場であるアメリカ・中国のカスタマーからオーダーを受けたものだったという。

ベントレーの本拠地である英国には、約10%のフライングスパーが巣立っていき、残りの40%がヨーロッパ、中東、アジア太平洋地域のオーナーの手に渡っている。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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