【70年の伝統と進化】モーガン・プラス4 コンペティションと70thアニバーサリー 前編

公開 : 2020.11.28 07:20  更新 : 2020.12.08 08:18

現存11台のホットなプラス4

「プラス4コンペティションで残っているのは、11台だけです」。と話すのは、今回ご登場願ったマルーンの1966年式オーナー、イアン・パットン。英国にあるのは2台のみで、その1台だ。

「TR4A用の2.2Lエンジンを乗せた、少しホットなモーガンです。多くの人はどんなクルマか、わかっていません。コンペティションが、モーガン社によるものだということも。当時発売された、特別仕様なんです」

モーガン・プラス4コンペティション(1966年)
モーガン・プラス4コンペティション(1966年)

他方、最新で最後のモーガン・プラス4といえば、プラチナカラーの70thアニバーサリー・エディション。金色に塗られたスチール製のシャシーに、コレクター心をくすぐる多くの専用ディティールが与えられている。

ダッシュボードには、01/20という小さなプレートがあしらわれている。価値を高める大切な1枚だ。英国でのコロナウイルス流行によるロックダウン前に、4台が作られた。今では、20台すべてのオーナーが決定済みだという。

この70thアニバーサリーのラインオフで、モーガン・プラス4の生産ラインは完全に停止。新しいプラス・フォーが、あとを継ぐ。

モーガン・プラス4は、過去に何度か生産が止まっている。初めは1966年、42台のコンペティション仕様が作られた時。

2年後、1968年1月にスーパースポーツの生産が終了。4シーターは1968年11月までで、2シーターのツアラーは12月まで。1969年には4気筒のトライアンフTRが消えた都合で、クーペも生産を終えている。合計の生産台数は4533台だった。

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