第7世代のBMW 5シリーズをスクープ

公開 : 2013.12.03 20:00  更新 : 2017.12.14 12:31

一新されて7代目となるBMW 5シリーズの最初のテスト風景を捕らえることに成功した。ロード・ゴーイング・プロトタイプが路上でテストを開始したとうことは、既にコンピュータ・シミュレーションによる開発が終わったことを意味する。この5シリーズは2016年にデビューが予定されているモデルだ。

BMWのミッドレンジを担う新しい5シリーズは、7シリーズ登場後44年を向かる時期にフル・モデルチェンジされるもので、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッドの3つのパワートレインと、新しい48ボルトのエレクトリカル・アーキテクチャーを持つとされている。

このテストに捉えられたモデルからはその姿に関する手がかりはほとんどないが、BMWによれば今年4月のヴィラ・デステに登場したグラン・ルッソ・クーペの影響を大きく受けているという。

既に耐久性テストが行われる一方、スタイリングはBMWのミュンヘンR&Dセンターの風洞実験室でつめられているという。噂によれば、次の5シリーズは、エントリー・モデルでCd値が0.24になるという。これは、標準的な225/55R17タイヤを履く520iや、最新のメルセデス・ベンツEクラスの0.25という値より優れるもの。

ボディ・スタイルは現行の5シリーズ同様に、サルーン、ツーリング、GTの3タイプが用意されることになりそうだ。また、中国向けのモデルとしてロング・ホイールベース版のGTも設定される。

新しい5シリーズのプラットフォームはコード・ネームOKL(Oberklass、英語ではラグジュアリー・クラスを意味する)で開発されている。将来的には、5シリーズおよび6、7シリーズのハイエンド・モデルに使用されるものだ。また、X5、X6、X7(レンジローバーとメルセデス・ベンツGLに対抗するモデル)にも使用されると思われる。また、この新しいプラットフォームは、異なるホイールベースとトレッド幅に対応する柔軟なものだ。

6速マニュアル・バージョンで現行の520iサルーンは1595kgのボディ・ウエイトがあるが、新しい5シリーズはアルミニウム、高張力鋼板、そしてカーボンファイバーを組み合わせて軽量化されると共に、ボディ剛性はアップしているという。

最も注目されるのは、まだ最終的にゴーサインは出されていないが、48ボルトのエレクトリカル・アーキテクチャーだろう。部分的に自動運転システムや、衝突防止ブレーキ、赤外線によるナイトタイム・ウォーニング、LEDヘッドランプなど、増え続ける消費電力に対応するためのものだ。

エンジンは、4気筒および6気筒がメインで、2.0ℓおよび3.0ℓがその中心となる。トライターボ3.0ℓ6気筒ディーゼルの後継エンジンは400bhp近くのパワーを持つという。更に、2020年のEUのエミッション規制である、会社全体のCO2排出量を95g/kmに落とすことへの対応として、1.5ℓガソリンおよびディーゼル・ターボ・エンジンもラインナップに加えられるのではと噂されている。但し、この3気筒の採用については、BMWの上層部は決定には時期尚早と話している。ちなみに、この3気筒ユニットは、i8で採用されたプラグイン・ハイブリッドのエンジンとして採用される可能性もあるという。

また、AUTOCARは、新しい5シリーズにもV8エンジンが搭載されることを確認している。4.4ℓのV8は、550iに使用されているものをベースに新開発されるもので、新しいZF製の9速オートマティック、あるいは6速マニュアルと組み合わせられる。

トップ・モデルのM5は、2017年に登場予定で、RWDまたは4WDであるxDriveを採用することになろう。パワーは現行の562bhpから38bhpアップした600bhp程度になる予定で、現行の4.4ℓツインターボV8を更にチューニングしたものが搭載されることになるだろう。

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