【意外? バンもあった】ホンダ・シビック 過去モデルのボディが多彩な件 ないのはオープンとミニバンくらい

公開 : 2021.01.06 09:45  更新 : 2021.10.13 12:17

イメージない? ワゴンは初代から存在

シビックのイメージから一番遠いところにありそうなステーションワゴンボディであるが、実は初代モデルに5ドアバンが存在しており、2代目モデルでは早くもバンをベースとした乗用ワゴンの「シビックカントリー」が登場している。

このシビックカントリーはホンダとしては初の乗用ステーションワゴンであり、ボディサイドに貼られたウッドパネル風デカールは他メーカーからフォロワーが登場するほどの人気となったのだ。

ホンダ・シビック・カントリー(1980年)
ホンダ・シビック・カントリー(1980年)    ホンダ

そして3代目では名前を「シビックシャトル」と改め、現在のセミトールワゴン風のアップライトな専用ボディを持つモデルへと変貌。商用モデルは逆にシビックシャトルをベースとし、「シビックプロ」という名前で販売されていた。

このシャトルのサブネームは現在のホンダの5ナンバーワゴンの車名として残っているが、実はシビックに使われていた名前だったのである。

ちなみに2代目シビックシャトルには「ビーグル」というカンガルーバーやフォグランプ、アンダーガードなどが装着されたRV風のグレードも存在しており、ホンダのクロスオーバーSUVの元祖とも言える。

なお、ワゴンタイプのシビックは2代目のシビックシャトルで消滅しているが、欧州市場では2014年に「シビックツアラー」というステーションワゴンが復活しており、2017年まで生産が続けられていた。

このように、実はシビックは数多くのボディタイプを持ったモデルであり、現状存在していないのはオープンとミニバンくらいなのだ。

間もなく登場する11代目シビックはどんなバリエーション展開がなされるのか、今から楽しみである。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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