【攻めてる!】ダイハツ 東京オートサロン2021に出展予定だったカスタムカー4台 驚き/トレンド融合

公開 : 2021.01.08 12:00  更新 : 2021.10.13 12:17

ダイハツは東京オートサロン2021に出展予定だったコペン・スパイダーVer./ハイゼット・ジャンボ・スポルツァVer./ハイゼット・ジャンボ・キャンパーVer./タフト・クロスフィールドVer.をご紹介。

ダイハツから東京オートサロン出典予定だった4台

text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)
editor:Taro Ueno(上野太朗)

クルマ好きにとって、年始の定番イベントであった東京オートサロン。

しかし、2021年は新型コロナウイルスの流行の影響で残念ながら中止という形となってしまった。

ダイハツから東京オートサロン出典予定だった4台。
ダイハツから東京オートサロン出典予定だった4台。    ダイハツ

いっぽう、オンラインイベントとしては予定通り開催されるということもあり、各メーカーともに気合いの入ったカスタマイズカーを続々発表している。

そんななか、特に注目を集めたのが、ダイハツが発表したカスタマイズカーたちだ。

毎年、ダイハツはオートサロンに気合いと夢の詰まったカスタマイズカーを送り込んでいる。今年は特にエッジの効いた車両を発表してきたのである。

ダイハツ・コペンスパイダーVer.

まず始めに紹介するのは、ダイハツのイメージリーダー的存在でもあるオープン2シーターモデルのコペンをベースとしたカスタマイズカー。

コペンと言えば過去にクーペスタイルのカスタマイズカーをオートサロンで発表したところ、あまりに反響が大きかったため、2018年に200台限定で実際に販売されたという過去を持つモデル。

ダイハツ・コペン・スパイダーVer.
ダイハツ・コペン・スパイダーVer.    ダイハツ

そんなコペンベースのカスタマイズカーは、クーペとは真逆に屋根を全て取り払った「スパイダー」だ。

Aピラーも短く切り詰めウインドウディフレクターを備えたスタイルは、往年のレーシングマシンを彷彿とさせるスタイル。

丸目ライトを備えたコペンセロがベースと思われる。

前後バンパー形状は専用のものとなっており、このデザインのバンパーだけでも市販して欲しいと思ってしまうクオリティに仕上がっている。

ダイハツ・ハイゼット・ジャンボ・スポルツァVer.

コペンスパイダーと同様に、本来であれば備わっているハズのルーフをカットオフしたモデルが発表された。

こちらのベースとなったのは、なんと軽トラックのハイゼット・ジャンボである。

ダイハツ・ハイゼット・ジャンボ・スポルツァVer.
ダイハツ・ハイゼット・ジャンボ・スポルツァVer.    ダイハツ

実は、りんごやなし、ぶどうなどを生産する果樹園では、広い敷地内で効率よく収穫するために軽トラックが使われているのだが、これらの果樹は背が低く通常の軽トラックではルーフが当たってしまい、果実や木にダメージを与えてしまう。

そのため、敷地内限定で使用するためにルーフをカットして全高を低めた軽トラックが活用されているのだ。

といってもルーフがない軽トラックが市販されているわけではなく、中古の軽トラックの屋根を切り飛ばすというなんともワイルドな方法で作られている。

それをモチーフにしたのがこの「ハイゼット・ジャンボ・スポルツァVer.」ということになる。

コペンスパイダーと同じようにフロントにはウインドウディフレクターが備わり、荷台部分はキャビンと同じ高さになるように嵩上げがなされていて非常にスポーティーな印象。

フロントバンパーもイタリアのスーパーカーを思わせる大きな開口部を持つものに変更されている。

また、ボディ左サイドには3本出しのマフラーが備わっており、3気筒エンジンからスムーズな排気がなされるように考慮されているようだ。

そして極めつけはボディサイドに貼られた「60」のゼッケンと「ラグナ青果」の屋号だ。

「60」は昨年11月でハイゼットが生誕60周年を迎えたこと。そして「ラグナ青果」はアメリカにあるサーキットであるラグナ・セカから採られたことは明白である。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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