【忘れてはならない1.17】阪神・淡路大震災から学ぶ交通インフラ 当時の被害/現在の整備状況は?

公開 : 2021.01.17 05:45

過去の事例を活かすべき

実際今、神戸では基本的に道路幅は広い。緊急自動車の移動がスムーズにできるように配慮されているし、歩道も広く拡幅され、避難経路として威力を発揮するように主だった部分は配慮されている。

これは筆者自身、その後熊本で赴任した直後に熊本地震の被災者になったときを比べると、当時の熊本は九州でも有名な車線幅の狭い地域でかつ、歩道が狭い。これでは災害時の車両や歩行者の移動が困難である。

大阪・中之島
大阪・中之島    シャッターストック

それ以上に歩行者が道路にはみ出すなどして危険になる。事前に災害のことを考慮に入れた減災として道路など交通体制には考慮する必要がある。

防災対策を含め、利用者や地域住民が安心・安全に活用できる交通インフラや手段のあり方を考慮するのに過去の事例をしっかりと受け止め、今後の対策に活かすべきである。

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