【オフロード性能向上】新型スバル・アウトバック 6代目が欧州発売 2021年4月

公開 : 2021.03.30 18:25

スバルは来月、新型アウトバックを欧州で発売します。エンジン出力向上やトランスミッション改良が施されます。

北米だけでなく欧州にも導入

text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

スバルは、6代目となる新型アウトバックを来月欧州で発売すると発表した。「ドライビングの楽しさ、全方位の安全性、平均以上のレジリエンス」を持つとされ、ボルボV60クロスカントリーなどに対抗する。

新型では、現行モデルの2.4L自然吸気4気筒ボクサーエンジンを大幅に改良し、最高出力182psを発生させる。米国では、最上位モデルに260psの2.4Lターボが搭載されているが、欧州での導入はまだ確定していない。

スバル・アウトバック
スバル・アウトバック    スバル

8速CVTは、従来の8速ATに匹敵するパフォーマンスを発揮するように調整されており、低粘度オイルと新しい油圧装置を使用することで、現行モデルのトランスミッションに比べてパワーロスを22%低減している。

オフロード志向のタフなSUVとしてスバルの4輪駆動システムが標準装備され、アクティブ・トルク・ベクタリングやヒル・ディセント・コントロールなども採用されている。

最新のスバル・グローバル・プラットフォームを採用し、ねじり剛性とフロントサスペンションの剛性を現行モデル比で70%向上させたという。その結果、ボディロールを50%低減し、直進安定性の向上と、よりクイックでレスポンスの良いステアリングを実現したとしている。

また、グランドクリアランス(最低地上高)を213mmに拡大し、雪道や泥道での走行を考慮した「Xモード」を新たに採用するなど、オフロード性能の向上も期待される。

インテリアでは、一部のグレードで撥水性のある素材のシートを採用している。また、インフォテインメント・システムも刷新され、エントリーモデルを除く全車にタブレット型の11.6インチスクリーンが搭載されている。ラゲッジスペースは、リアシートを倒すと2143Lまで拡大できる。

価格や仕様の詳細は発売日近くに明らかにされる予定だが、現行モデルの3万3770ポンド(506万円)よりも高くなると予想される。

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