【新CEO、さらなる高みを目指す】プジョー リンダ・ジャクソンCEOに聞く 親しみやすさとハイエンドの両立

公開 : 2021.04.12 20:05

新型308の高性能モデルは出ない?

プジョーは、新型308にマイルド・ハイブリッドとEV仕様を導入する予定だが、製品責任者のジェローム・ミシェロンによると、最上位のホットなPSEモデルを発表する可能性は低いとのことだ。

彼は「市場は急速に進化しており、お客様に多くの選択肢を提供したいと思っていますが、わたし達は正しい答えを求めているのです」とAUTOCARに語っている。「新型308にはガソリンとディーゼルを搭載しますが、マイルド・ハイブリッドを投入することも決定しており、EVについても計画しています」

新型プジョー308
新型プジョー308

「既存のEMP2(e-308用プラットフォーム)に頼ることになるでしょうが、ステラティスでは、電動化を実現するための手法がいくつか用意されています」

e-308は、小型のe-208が採用している136psのセットアップを採用すると思われる。50kWhのバッテリーを搭載して240km以上の航続距離を実現し、最大100kWの充電が可能だ。

ミシェロンは、SUV向けに設計されたeVMPプラットフォームを用いて、より高性能なEVを2023年に発売することを示唆している。

しかし、308の300ps以上のPHEV仕様が、ホットな508と並んでPSEラインに加わる可能性は、予測される需要の低さと排出ガス規制のために、現在では考えられないという。

ミシェロンは次のように述べている。

「まだ検討中ですが、市場は大幅に縮小しています。PSEモデルについてはいくつかの選択肢を検討していますが、現在、非常にパワフルなエンジンを搭載するほどのボリュームは見込めませんし、CO2規制や制限を考えると、それがパフォーマンスカーの基盤として適切かどうかはわかりません」

「また、ハイブリッド車の課題や車両重量の問題もありますので、308 PSEを市場に投入することについて、現在はそれほど自信がありません」

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