ナビのルート設定は往復がベター

インフォテインメント・システムのナビで目的地を設定すると、XC40は最適な燃費を得るために、バッテリー使用量を自動的に計算してくれる。途中で充電しない限り、得られる電気は回生ブレーキのみ。帰りのガソリン代はかさんでしまう。

目的地を立ち寄り場所として登録し、往復のルートを設定すれば少し改善することも発見した。XC40は往復のルートで電気の使用量を計算してくれ、面白いことにわずかに燃費も伸びる様子。

ボルボXC40 リチャージT5で気になる部分の1つが、ブレーキペダル。回生ブレーキが機能すると、違和感を感じてしまう。効果的にエネルギーを回収してくれるが、操作時の印象は良くはない。

特に、穏やかにパイロットアシストで長時間走行した後で高速道路から降りると、その違和感が目立ってしまうようだ。

テストデータ

気に入っているトコロ

リアパーキング・アシスト：バック中に左右から来るクルマを教えてくれる機能は効果的。運転席から見えない距離から近づいてくるクルマも、ちゃんと検知してくれる。

気に入らないトコロ

ボタンのアイコン：ステアリングホイールのアイコンがわかりにくい。ラジオのボリュームをミュートしようと思ったら、トリップコンピューターのボタンだった。

テスト車について

モデル名：ボルボXC40 リチャージ・プラグイン・ハイブリッドT5 インスクリプション・プロ（英国仕様）
新車価格：4万2305ポンド（634万円）
テスト車の価格：4万8255ポンド（723万円）

テストの記録

燃費：18.1km/L
故障：なし
出費：なし

画像　コンパクト・クロスオーバーのPHEV　ボルボXC40　純EV版も　全72枚