【フルモデルチェンジ】ホンダ新型シビック サイズ/内装/エンジンが判明 タイプRは2022年登場

公開 : 2021.06.24 10:00  更新 : 2021.10.11 13:49

新型シビック(ハッチバック)が初公開。今秋発売です。1.5LターボとCVT/6速マニュアルで登場。サイズ/内装も解説します。

はじめに 11代目シビックとは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

6月24日。ホンダは、2021年秋に発売予定の新型シビックを、オンラインで世界初公開した。

今回のモデルで11代目となるシビックは、ホンダを代表する車種の1つだ。

新型ホンダ・シビックEX(CVT/プラチナホワイト・パール)
新型ホンダ・シビックEX(CVT/プラチナホワイト・パール)    前田恵介

初代のデビューが1972年だから、来年の2022年はシビック生誕50周年にあたる。初代から7代目までは世界のベーシックカー的なモデルだったが、8代目以降はホンダを象徴するミドルクラスのモデルとなった。

現行型の10代目までで、シビックは世界の170を超える国と地域で、累計2700万台以上(2020年時点)を販売している。現行型も世界の10工場で5モデル(ハッチバック、セダン、クーペ、タイプR、Si=北米専用)が生産され、2020年の年間販売台数は68万台に達している。

なお、日本では現行型セダンの生産を2020年に終了。また、現行型タイプRなどを生産しているイギリス工場は2021年7月に閉鎖予定で、新型シビックの日本仕様は日本製となる。

その新型シビックのグランドコンセプトは「爽快シビック」。親しみやすさと特別な存在感を併せ持ち、乗る人全員が「爽快」になることのできるクルマを目指したという。

そんな「爽快シビック」の発売は今秋の予定のため、まだ詳細なスペックや装備、車両価格などは発表されていない。だが、エクステリア、インテリア、ダイナミクス性能の進化点などが発表されたので、その概要を紹介していこう。

新型シビック 外観

新型シビックのボディサイズは、全長4530×全幅1800×全高1415mm。ホイールベースは2735mm。

現行型より30mm長く、5mm低いが、車幅は変わらない。ホイールベースは35mm延長されている。

新型ホンダ・シビックLX(6MT/プレミアムクリスタルレッド・メタリック:手前)
新型ホンダ・シビックLX(6MT/プレミアムクリスタルレッド・メタリック:手前)    前田恵介

また、フロントのオーバーハングは15mm長くなったが、リアのオーバーハングは20mm縮められている。

すでに同社サイトでシルエット画像などは公開されていたが、ボディ形状は5ドア・ハッチバックとなる。だが、ロー&ワイドでリアクオーターガラスも備えたスタイルは5ドアクーペ的で、アウディのA5/A7スポーツバックなどを彷彿とさせる、美しいプロポーションが特徴だ。

フロントまわりでは、低重心で抜けの良いホリゾンタルモチーフを強調する薄型LEDヘッドライトや、ハニカムグリルが精悍でスポーティな表情をつくり出す。

サイドビューでは、広いグラスエリアが開放的なキャビンを強調し、ボディは薄くタイヤは大きく見せて低重心なスタイリングに。伸びやかさを印象づける強いショルダーも特徴的だ。

ロー&ワイドを強調したリアビューは、現行型のキャラクターラインである“C”ライングラフィックをスリークに進化させたコンビランプが目をひく。

運転しやすく開放的になれるキャビンを追求しながら、クーペのような流れるプロポーションを描き、前方視界の確保と美しいクルマの両立を目指している。

記事に関わった人々

  • 前田惠介

    Keisuke Maeda

    1962年生まれ。はじめて買ったクルマは、ジムニーSJ30F。自動車メーカーのカタログを撮影する会社に5年間勤務。スタジオ撮影のノウハウを会得後独立。自動車関連の撮影のほか、現在、湘南で地元密着型の写真館を営業中。今の愛車はスズキ・ジムニー(JB23)

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