【フルモデルチェンジ】ホンダ新型シビック サイズ/内装/エンジンが判明 タイプRは2022年登場

公開 : 2021.06.24 10:00  更新 : 2021.10.11 13:49

新型シビック 内装

インテリアは“爽快な朝”をテーマに、「すっきりとノイズレスな骨格とサーフェス」「気持ちに沿った使い勝手・導線」「感性に響く触感・フィードバック」を柱として開発された。

水平基調のインテリアはガラスエリアもスクエア。

新型ホンダ・シビックLXの前席内装(CVT/内装色ブラック:ホンダアクセス用品装着車)
新型ホンダ・シビックLXの前席内装(CVT/内装色ブラック:ホンダアクセス用品装着車)    前田恵介

「骨格とサーフェス」では、インパネの造形は窓の映り込みや落ちる影まで考慮した構造とし、パンチングメタルによるアウトレットメッシュは内部の構造を隠して価値観を高めている。

「使い勝手と導線」では、上下の目線移動を抑えた表示や、ドライバー側に5°傾けたシフトレバーやサイズを選ばないカップホルダーなど、運転席まわりの自然に使える機能操作を重視。

「触感・フィードバック」では、ドアインナーハンドルやインパネのスイッチなどは操作方法に合わせた形状とし、アームレストなどは表面処理/形状の一貫性を追求した。

現行型より延長されたホイールベースで室内の居住性は向上し、とくにリアシートは現行型と同等のヘッドクリアランスを確保しながら、スポイラー部分で50mmルーフボリュームを低減。

ラゲッジスペースは、後席の使用時でも446(EX)〜452(LX)Lを確保した。

新型シビック シャシー

新型シビックでは、“爽快”のコンセプトにふさわしい、「質の高い軽快感」をシャシーのさらなる熟成で目指した。

現行型よりもホイールベースを35mm、リアトレッドを12mm広げ、直進性・旋回時の安定性を向上させている。

新型ホンダ・シビックLXの後席内装(6MT/内装色ブラック)
新型ホンダ・シビックLXの後席内装(6MT/内装色ブラック)    前田恵介

足まわりの細部にわたる熟成で、ハンドリングなどの動的質感を改善し、乗り心地・静粛性も向上、結果として燃費も高められた。

また、次世代衝突アセスメントである、J-NCAP20プロトコル新総合安全評価へ対応し、ファイブスター(☆5つ)の獲得を目指している。

高剛性のプラットフォームは各部の剛性を強化し、構造用接着剤の最適配置塗布(塗布長は現行比9.5倍)などにより、ボディのねじり剛性は現行型よりも19%向上。

また、ボンネットにはアルミ材、テールゲートは樹脂製とし、高ハイテン材の適切な採用や構造の進化が、より軽量で高剛性なボディを実現した。

空力面でも、樹脂製テールゲートエンドによるダウンウォッシュの低減、フロアアンダーカバーによる床下の流速向上、ホイール裏面から進入した空気の流出を抑えホイール側面の気流をスムーズにするなど、軽快なクルマの動きと静粛性を高めつつ走行抵抗も低減させている。

記事に関わった人々

  • 前田惠介

    Keisuke Maeda

    1962年生まれ。はじめて買ったクルマは、ジムニーSJ30F。自動車メーカーのカタログを撮影する会社に5年間勤務。スタジオ撮影のノウハウを会得後独立。自動車関連の撮影のほか、現在、湘南で地元密着型の写真館を営業中。今の愛車はスズキ・ジムニー(JB23)

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