【旧車の利点】レンジローバー 排ガス規制免除のレストモッド車両登場 英国

公開 : 2021.10.27 18:05

英国のレストア会社がULEZの規制適用外となるクラシック・レンジローバーのレストモッドを発表しました。

4.6L V8エンジンを搭載可能

英国を拠点とするキングスレー・カーズは、首都ロンドンの排出ガス規制に準拠したエンジンを搭載するレンジローバーのレストモッド車両「ULEZリボーン」を発表した。

ULEZとはロンドンで実施されている大気汚染対策(超低排出ゾーン)のことで、排出ガス基準を満たさない車両に対して規定の料金の支払いを義務付けるものだ。乗用車については1日あたり12.5ポンド(約1970円)が科せられるが、40年以上前に製造されたクラシックカーなどは対象外となる。

レンジローバーのレストモッド「ULEZリボーン」
レンジローバーのレストモッド「ULEZリボーン」    キングスレー・カーズ

キングスレー・カーズはこの制度を利用して、ロンドン市内にあっても料金を免除されるULEZリボーンを製作。4.0Lまたは4.6Lの自然吸気V8エンジンのいずれかを選択できるようにしている。出力はそれぞれ223psと274psで、最高10.6km/lの燃費を実現しているとのこと。

構造的にも機械的にも完全に刷新されるレストア作業はもちろんのこと、エンジンや足回りのアップグレード、インテリアの改良キットなども用意され、12万5000ポンド(約1970万円)からのパッケージとなっている。

キングスレー・カーズは、このパッケージを「ドライバー重視、テクノロジー重視のフェイスリフト」と表現しており、ロンドンのULEZや各地域のクリーンエアゾーンに住む愛好家に、クラシック・レンジローバーを所有する機会を提供するものであるという。

各車両は、構造的修理を行うために金属を剥がしてゴム状の保護コーティングを施した後、オーナーの希望する仕様に合わせて再構築される。

ZFオートマチック・トランスミッション、インフォテインメント・タッチスクリーン、シートヒーター、パワーウィンドウ、吸音材などの現代的な仕様に加え、パーキングセンサー、バックカメラ、LEDヘッドライト、後部座席用のヘッドレストマウント型iPadなどもオプションで選択できる。

また、アンチロールバーを強化する独自のサスペンション・アップグレードや、強化ブレーキ、軽量の鍛造アルミニウム・ホイールなども用意されている。

キングスレー・カーズではレストアの受注を開始しており、納車は約6~8か月後を予定している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。愛知県在住。幼い頃から自動車/戦車/飛行機/宇宙船など乗り物全般が大好物。いつかすべての乗り物を手に入れることを夢見ている。最近はバイクの魅力に気づき、原付と中型を衝動買いしてしまった。大学卒業後、不動産営業と記事制作ディレクターを経て2020年に独立し、フリーランスとして活動開始。現在に至る。

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