日産ジューク1.5dCi 110

公開 : 2014.05.13 22:40  更新 : 2017.05.29 19:27

■どんなクルマ?

フェイスリフトが施された日産ジュークは、ルノー・キャプチャーやプジョー2008などのルーキーに対する日本車のひとつの答えだ。

小さなこのクロスオーバーはルックスの変更に加えて、1.2 DIG-T ターボ・ガソリン・エンジンの採用、また多用なインテリアとエクステリアのオプションが用意される。

同時に車線逸脱警報と後側方車両検知警報、移動物検知など3つの安全装置を備える。従って、日産は同セグメントのベスト・セラーの地位を死守し、ヨーロッパの日産で2番目の売上を確固たるものにしようとしとしているのだ。

日産はジュークはミニやアウディA1と並ぶ非常に売上が良い製品で、またその好調を持続させていきたいという。

グレードはヴィシアとアセンタ、アセンタ・プレミアム、テクナの4種類で、エクステリアとインテリアのパーソナル・パッケージ(※下記参照)はそれぞれ£170(2万5千円)と£350(5万2千円)。

ベーシックなdCi 110 ヴィシア(ディーゼル)の価格は£15,320(227万円)となる。

■どんな感じ?

フェイスリフトを受けたジュークは個性を引き出せる仕掛けやエクステリアの細部変更以外には、フロントとリアのバンパーを変更し、LEDデイライトを採用した。ドアミラーにはLEDウインカーとアラウンド・ビュー・モニター用のカメラを備える。

加えて17インチと18インチのホイールには新たなカラー・オプションが用意され後者にはカラー・プラスティックの装飾が可能となる。

外装もミラー・カバーやサイド・シル、ルーフ・スポイラー、ドアハンドルに同様の個性的な装飾オプションを選択可能だ。ヘッドライト周辺やバンパーの塗り分けもできる。組み合わせによってはかなり個性的かつ魅力的な1台が出来上がるだろう。

インテリアはセンター・コンソールやドア・トリムなどその他細いパーツが白か黒、あるいはイエローから選択可能。色によっては残念な結果を引き起こす可能性があるため、プライバシー・ガラスが必要かもしれない。日産コネクトなる機能も採用され、ドライバーとパッセンジャーともにインターネット接続が可能になった。さらに重要な事にラゲッジ・スペースが40%拡大された結果、容量は354ℓとなり2段階方式の着脱可能なフロアも用意される。

1.5 dCi ディーゼル・エンジンは経済性と力強さ双方を両立する。僅かに高いシート・ポジションはハンドルとの位置決めに多少の苦労を強いるかもしれないが、カチリと入っていくギア・シフトは操作していて非常に気持が良い。正直に言うと、後方視界はよろしくなく、もしバンパーを傷だらけにしたくないのであればリア・カメラとパーキング・センサーは必須である。

テクナ・グレードに装着される18インチのホイールは荒れた路面での突き上げを感じずにはいられない。しかしながらトルクに対するグリップは充分で走りを楽しむシチュエーションでは満足できる。ノーマル・モード時にダイナミック・コントロールを解除しない限り、ハンドリングはクイックな設定である。

スポーツ・モードに切り替えた際の、アクセル・ペダルの反応は機敏さを増すもののステアリングは少々重い。サスペンションはコーナーを曲がる度に他ライバルには達成し得ない楽しさを与えてくれるものの、”特筆に値する”という表現は少々大げさに感じる。

■「買い」か?

前から見れば昆虫、後ろから見ればハイエナのようなこのクルマに対する答えはイエスだ。後部座席のスペースは同セグメントと比較して狭いものの、ラゲッジ・スペースの拡大は好印象だである。

充分な実用性と運転する楽しさを兼ね備えてはいるが、購入を決心する際にもう一度、価格表と睨めっこすることをおすすめする。£17,865(265万円)の1.5 dCi 110のアセンタ・グレードに最小限の個性的なパーツを加えて購入するのが最も賢明な決断だと考える。

(フランシスコ・モタ)

日産ジューク1.5dCi 110

価格 £20,315(349万円)
最高速度 177km/h
0-100km/h加速 11.2秒
燃費 25.0km/ℓ
CO2排出量 104g/km
乾燥重量 1305kg
エンジン 直列4気筒1461ccターボ・ディーゼル
最高出力 110ps/4000rpm
最大トルク 26.5kg-m/1750-2500rpm
ギアボックス 6速マニュアル

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