新型スバルWRX LAモーターショーで公開 我が道を行く次世代スポーツセダン

公開 : 2021.11.18 20:05

スバルの新型WRXが米国LAモーターショーで披露。オフロード志向のデザインなど、大きく進化しています。

スバルが誇る高性能モデル

ラリーで鍛えられたスバルWRXは、新しいプラットフォーム、一新されたインテリア、大幅にアップグレードされたシャシーを備えて生まれ変わった。それでも、ターボチャージャー付きボクサーエンジンとマニュアル・トランスミッションを搭載している。

ロサンゼルス・モーターショーに出展された第5世代のWRXは、2015年からインプレッサとは別に販売されており、国内デビューは11月中を予定している。

LAモーターショーで公開されたスバルWRX
LAモーターショーで公開されたスバルWRX

パワートレインには、2.4Lターボ4気筒ボクサーエンジンを採用する。最高出力275ps、最大トルク35kg-mを発揮し、6速MT、またはシフトアップを30%、ダウンを50%高速化した新開発のオートマチック・トランスミッション(SPT)を介して4輪に伝達される。

また、排気量を従来より400cc増やし、電子制御式のターボウェイストゲートとバイパスバルブを採用することで、スロットル・レスポンスを向上させている。

最も重要な進化ポイントは、アウトバックやフォレスターなどと共通の、新しいグローバル・プラットフォームへの移行だ。これにより、シャシー剛性の向上や低重心化など、「乗り心地とハンドリング性能の大幅な向上」が図られているという。従来のシャシーに比べてねじり剛性が28%向上し、リアスタビライザーバーがサブフレームではなくボディに直接取り付けられたことで、よりフラットなコーナリング性能を実現しているという。

改良されたフロントサスペンション、クイックステアリング、ベンチレーテッド・ディスクブレーキなどにより、WRXは「歴代最高レベルのダイナミック性能と乗り心地」を実現したと謳われている。

オフロードを意識したスタイリング

デザインは、WRXが世界的なラリーに参戦してきた歴史を反映している。フロントエンドには大きなボンネットスクープを配し、ホイールアーチやサイドスカートにはオフロードの可能性を感じさせるブラックのトリムをあしらってる。リアスポイラーは初期のモデルよりも控えめになっているが、最上位モデルのWRX STIでは、空力を重視した伝統的なスタイリング・パッケージによって差別化されている。

また、スバルは、WRXのダイナミック性能を向上させる要因として、いくつかの「機能的」なスタイリング要素を紹介している。例えば、前輪の後ろに新たに設けられたエアアウトレットは、フロントタイヤの浮き上がりを抑え、安定性を向上させている。また、エンジンのアンダートレイにも空気抵抗を低減する「エアロダイナミック・テクスチャー」を採用し、フロントエンドのダウンフォースを高めているという。

LAモーターショーで公開されたスバルWRX
LAモーターショーで公開されたスバルWRX

WRXの進化はインテリアにも大きく見て取れる。広範囲に及ぶ見直しにより、プレミアム志向のライバルに匹敵するものにしようとしているようだ。フラットボトムのマルチファンクション・ステアリングホイール、レッドステッチやカーボンファイバーのアクセントなど、ドライバー中心のデザインはそのままに、アップル・カープレイとアンドロイド・オートを内蔵した11.6インチのHDタッチスクリーンには、スバルの最新インフォテインメント・プラットフォーム「Starlink」を搭載している。

新型WRXの価格は未確定だが、先代モデルと同様に、フォルクスワーゲン・ゴルフRやホンダシビック・タイプRなどのホットハッチに対抗するモデルとして位置づけられるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。愛知県在住。幼い頃から自動車/戦車/飛行機/宇宙船など乗り物全般が大好物。いつかすべての乗り物を手に入れることを夢見ている。最近はバイクの魅力に気づき、原付と中型を衝動買いしてしまった。大学卒業後、不動産営業と記事制作ディレクターを経て2020年に独立し、フリーランスとして活動開始。現在に至る。

関連テーマ

人気テーマ

おすすめ記事

 

スバルの人気画像