新型ジェネシスG70シューティングブレーク 欧州価格発表 流麗な上級ワゴン

公開 : 2021.11.24 06:05

ジェネシスは欧州専用モデルのG70シューティングブレークの価格を発表。V6仕様やEV導入の可能性も。

ジェネシス初の欧州専用モデル

韓国の高級車ブランドであるジェネシスは、BMW 3シリーズ・ツーリングやアウディA4アバントに対抗するために開発された欧州専用ワゴン、新型G70シューティングブレークの価格を発表した。

価格は、エントリーモデルの「プレミアムライン」が3万5250ポンド(約540万円)から始まり、「ラグジュアリーライン」が4万250ポンド(約620万円)、最上級の「スポーツライン」が4万1880ポンド(約640万円)となっている。

ジェネシスG70シューティングブレーク
ジェネシスG70シューティングブレーク

搭載されるエンジンは、2.0Lガソリンターボ(197psと244ps)または2.2Lディーゼル(200ps)のいずれかで、8速ATを介して後輪を駆動する。

オプションなど仕様の詳細については発売間近に明らかにされるとのことだが、具体的な発売時期は未定だ。

ジェネシス欧州部門の責任者であるドミニク・ボーシュは、同社初の欧州専用モデルとなるG70シューティングブレークについて、「欧州地域へのコミットメントを明確に示すもの」と述べている。

欧州市場に馴染みあるワゴンスタイル

シューティングブレークは、セダン仕様のデザインを基本としつつ、ワゴンスタイルのボディに仕上げている。欧州向けに流線型のワゴンを開発することにしたのは、「欧州の自動車史にしっかりと根ざしたボディスタイルであり、プレミアム・ラグジュアリー分野の顧客に支持されている」からだという。

そのスタイリングはセダンと共通している。ルーフをなだらかに傾斜させつつ延長し、浮いたような形状のリアスポイラーと組み合わせてスポーティーな印象も与えようとしている。また、トランクリッドのヒンジを前方に移動させることで、ラゲッジスペースを最大限に確保したとしている。

ジェネシスG70シューティングブレーク
ジェネシスG70シューティングブレーク

全長4685mm、全高1400mm、ホイールベース2835mmで、セダンのG70と同じサイズだ。

欧州以外の市場では、G70にはツインターボチャージャー付きの3.3L V6ガソリンが搭載され、後輪駆動と4輪駆動が用意されている。Automotive News Europeによると、欧州でもV6モデル投入が「検討中」とのことだ。一方、EVのラインナップも急速に拡大しており、新型GV70、エレクトリファイドG80、エレクトリファイドGV70が数か月以内に欧州で販売される予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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