【ヒョンデ・ネッソ】水素電気自動車先駆者の最新作!新型『ネッソ』2026年上半期日本発売 #JMS2025

公開 : 2025.10.30 15:25

ヒョンデ・モビリティ・ジャパンはジャパンモビリティショー2025にて、『ネッソ』を日本初公開しました。ネッソはヒョンデが2018年から販売している水素電気自動車(FCEV)で、これが第2世代となります。

初代は2024年までに全世界で約4万台販売

ヒョンデ・モビリティ・ジャパンは10月31日より東京ビッグサイトにて一般公開のジャパンモビリティショー2025にて、『ネッソ(NEXO)』を日本初公開した。

『ネッソ』はヒョンデが2018年から販売している水素電気自動車(FCEV)で、2024年までに全世界で約4万台が販売され、今回公開されたモデルは第2世代目にあたる。

ジャパンモビリティショー2025で日本初公開された新型ヒョンデ・ネッソ。
ジャパンモビリティショー2025で日本初公開された新型ヒョンデ・ネッソ。    山田真人

新型『ネッソ』に搭載される水素燃料電池スタックの最高総出力は従来比16%増の110kW、新型電気モーターは最大150kWを発揮する。

水素タンク容量は先代の6.33kgから6.69kgへと増加し、燃料貯蔵密度の向上とともに充填頻度の低減を実現している。

航続距離は最大826km(WLTP)を達成したことで、日常使いから長距離移動まで、より自由で快適なモビリティ体験を提供するという。

パワートレインは、新しいモーターシステムと高効率インバーターの搭載で、効率性と耐久性を向上。システム出力は135kWから190kWへ、バッテリー出力は40kWから80kW へと倍増し、0-100km/h加速のタイムは従来の9.2秒から7.8秒へと短縮され、優れた加速性能とスムーズな追い越し性能を実現した。

また、3-in-1構造のPE(パワーエレクトリック)システムを採用し、パワートレインとの一体化により軽量化を実現、全体のエネルギー効率も高められた。

1998年から水素燃料に取り組んできた

新型『ネッソ』のデザインには、ヒョンデの新しいデザイン言語『アート・オブ・スティール』が導入され、鋼が持つ自然なしなやかさと強さ、造形美を表現した、力強く洗練されたスタイルを実現した。

さらにフロントのデイタイムランニングライトとリアランプに、ヒョンデの水素バリューチェーン事業ブランド『HTWO』のシンボルをモチーフとしたデザイン要素を取り入れ、ブランドのビジョンと技術力を象徴するディテールとして視覚的な個性を際立たせている。

ヒョンデの新しいデザイン言語『アート・オブ・スティール』が導入された。
ヒョンデの新しいデザイン言語『アート・オブ・スティール』が導入された。    山田真人

ヒョンデは1998年から『マーキュリー・プロジェクト』として水素燃料に取り組んでおり、2003年に世界初の量産型水素電気自動車として『ツーソン(TUCSON)ix フューエルセル』を発売。この分野では先駆者となる。韓国の水素ステーション数は日本の約3倍あるそう。

なお、新型ネッソは2026年上半期からの日本市場での販売が開始される予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。
  • 撮影

    山田真人

    Makoto Yamada

    1973年生まれ。アウトドア雑誌編集部からフリーランスカメラマンに転身。小学5年生の時に鉄道写真を撮りに初めての一人旅に出たのがきっかけで、今だにさすらいの旅をするように。無人島から海外リゾート、子どもからメガヨットと幅広い撮影ジャンルを持つ。好きな被写体は動くものと夕陽。

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