ビジョン・ラリーアート・コンセプト、圧倒的存在感 アウトランダーがベース 東京オートサロン2022

公開 : 2022.01.14 09:00  更新 : 2022.11.01 08:51

「ラリーアート」の名が日本でも復活しました。三菱アウトランダーPHEVがベースのコンセプトです。

コンセプトながら圧倒的存在感

三菱ビジョン・ラリーアート・コンセプトが東京オートサロン2022にて披露された。

ビジョン・ラリーアート・コンセプトについて、三菱は以下のコメントを発表した。

三菱ビジョン・ラリーアート・コンセプト
三菱ビジョン・ラリーアート・コンセプト

「三菱自動車のエンジニアリング技術とクルマづくりにかける情熱を結集し、プレミアムで圧倒的な存在感のスタイリングとすることで、新しいラリーアートの可能性を表現」

「また、様々な天候や路面でも安心して快適に楽しめる三菱自動車らしい走りをさらに磨き上げたコンセプトカーです」

分厚い前後バンパーや大きく張り出した前後オーバーフェンダーが目立つ。

ラジエーターシャッター付きのフロントグリル、レーシーな印象の大型リアディフューザーも目を引く。

ディカラーは光の当たり方によってブルーのハイライトが浮かびあがる特殊な加工を施したマットブラックを採用。ラッピングではなく塗装。デザイン・チームのこだわりだという。

走りの面においては、ワイドトレッドとして22インチの大径ホイール&タイヤを装着。

強力なモータートルクに見合った制動性能を発揮する大径ブレーキディスクと対向6ポットキャリパーを採用する。

なぜアウトランダー? 今後は

なぜアウトランダーがベースか。PHEVによる拡張性の高さに目をつけたのだという。また先進性を想起させるモデルであることも理由としてあるようだ。

「ラリーアート」はどこへ向かうのか? 三菱広報部は「模索中です」としたうえで、コスメティックな差別化、パフォーマンスへの昇華、さまざまな観点で今後を考えている。

PHEVによる拡張性の高さゆえ、三菱アウトランダーPHEVがベースになったという。
PHEVによる拡張性の高さゆえ、三菱アウトランダーPHEVがベースになったという。

東京オートサロン2022で実際に目にしたカスタマーの声も今後を左右するはずだ。

記事に関わった人々

  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。
  • 執筆

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。

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