【ディーゼルとPHEV】日産が中国でピックアップトラック『フロンティア・プロ』発表 中国発のグローバルモデル
公開 : 2025.12.09 07:05
日産の中国合弁会社が、新型ピックアップトラック『フロンティア・プロ』を発表しました。日産で初めて中国で開発・生産され、グローバル展開するピックアップトラックとなります。また、同モデルは日産初のPHEVでもあり、日産の電動化を加速させる象徴的モデルとなります。
中国発のグローバルPHEVトラック
日産自動車の中国現地での合弁会社である鄭州日産汽車有限公司は、新型ピックアップトラック『日産フロンティア・プロ(Frontier Pro)』とプラグインハイブリッドモデルの『日産フロンティア・プロPHEV』を発表した。
このモデルは日産車として初めて中国で設計・開発・製造され、グローバルに輸出されるピックアップトラックとなる。

特に『フロンティア・プロPHEV』は日産初のPHEVピックアップトラックであり、日産の電動化への取り組みを加速させる象徴的なモデルとなる。
『日産フロンティア・プロ』の価格は16万9900~19万9900元(272万5770円〜438万2650円)、『日産フロンティア・プロPHEV』は、18万9900〜24万9900元(438万3650〜548万円)となる。
洗練されたデザインとタフな車体
『フロンティア・プロ』のエクステリアは、日産のデザインアイコン『Vモーション・フロントグリル』を継承し、浮遊感のあるレーザー刻印ロゴとLEDヘッドライトを組み合わせた先進的なデザインを採用している。
また、リアはフルワイド3Dテールライトを採用し、奥行きのある光で圧倒的な存在感を演出する。

インテリアは、快適性、安全性、そして上質な体験を兼ね備えた設計が施され、通気性の高い6層構造のクッションを採用したフロントレザーシートや、耐摩耗性・耐傷性に優れたスエード素材などにより、快適な乗車体験を実現している。
広々としたリアシートは7種類のモードに切り替え可能であり、最大970Lのフルフラットラゲッジスペースを確保し、高い積載性を両立している。
ボディとフレームには高強度鋼板が広範囲に採用され、強固な構造と高い安全性が確保されている。また、外板には100%両面亜鉛メッキ鋼を採用するほか、アンダーボディには防砂利コーティングを施すなど、ヘビーデューティな仕様となっている。
さらに、25種類の運転支援機能も搭載されており、事前に事故を防ぐ警告から万一の際の乗員保護まで、さまざまな状況で高い安全性を確保している。
パワートレインはPHEVとディーゼル
『フロンティア・プロPHEV』のパワートレインには、1.5L4気筒ターボエンジンと高出力モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムが採用された。
システム全体で408ps以上の出力と最大81.6kg-mのトルクを発揮し、高いパフォーマンスと高効率を実現する。EV走行時の最大航続距離は、中国市場向けでは135kmの達成を目指す。

また、6kWの高容量インテリジェント外部給電機能も有しており、屋外でのIH料理や照明などのアウトドアユースから、屋外作業での機材の稼働まで、幅広いニーズに対応する。
『フロンティア・プロ』は、51kg-mのトルクを発揮する第3世代M9T型ディーゼルエンジンと、ZF社製8速オートマチックトランスミッションを搭載する。




























































































































