実は使えるファミリーSUV ランボルギーニ・ウルス UK中古車ガイド サルーンに迫る乗り心地

公開 : 2025.12.08 18:05

鮮烈なスタイリングをまとうウルス 650psの四輪駆動で興奮の走りを披露 充分に広い車内 大型サルーンに迫る快適性 実は使えるファミリーSUV UK編集部が中古車で魅力を再確認

見た目は鮮烈 実は使えるファミリーSUV

ランボルギーニがスーパーSUVのウルスを発表した時、賛否両論が渦巻いた。否の意見には、フォルクスワーゲンアウディと共通するプラットフォームへ、納得できないというものも含まれた。

それでも、ベントレーベンテイガよりお手頃な価格と、アグレッシブなスタイリングが功を奏し、瞬く間にランボルギーニのベストセラーへ。これまでに3万5000台がラインオフしているが、これはブランドが半世紀に売ったスーパーカーの数を上回る。

ランボルギーニ・ウルス(英国仕様)
ランボルギーニ・ウルス(英国仕様)

発売から7年が過ぎ、中古車も市場へ多く出回っているが、価格はお高め。英国では、最も安価な例でも13万ポンド(約2652万円)以上と、人気の高さを物語る。

存在感は間違いないが、実用性もBMW M5 ツーリング並みに上々。全長5112mm、全幅2018mmという大きさを持ち、ガレージに収まるなら、エキゾチック&ハイパフォーマンスなファミリーSUVとして賢明な一択になるだろう。

650psの四輪駆動で興奮の走りを堪能

ベーシックなウルスは、4.0L V8ツインターボが650psと86.3kg-mを発生。0-100km/h加速3.6秒、最高速度305km/hを実現している。車重は2285kgと軽くないが、最大87%のトルクをリアへ分配できる四輪駆動システムで、興奮の走りを堪能できる。

車内空間は充分に広く、4シーターも指定できたが、殆どは5シーター。一家で長距離を快適に過ごせるだけでなく、荷室は616Lあり、大型犬とも一緒に旅行できるはず。インテリアも、ベンテイガに及ばなくても、アウディへ劣らない質感を得ている。

ランボルギーニ・ウルス(英国仕様)
ランボルギーニ・ウルス(英国仕様)

2023年にラインナップは刷新。ウルス Sとウルス・ペルフォルマンテの2択となった。前者はラグジュアリー指向だが、最高出力は666psへ上昇。サスペンションに改良を受け、23インチ・ホイールを選ばなければ乗り心地は大型サルーンに迫る。

ペルフォマンテは、カーボン製ボディキットで差別化され、車高もダウン。47kg軽く操縦性はシャープだが、SUVとして快適性を求める人には向かないかもしれない。

新車時代のAUTOCARの評価は?

SUVなのに、休日に早起きして走りたくなるウルス。大きさや重さとは裏腹に、スポーツカーを操るような自信を抱け、積極的な運転へ興じれる。(2018年8月29日)

ランボルギーニ・ウルス(英国仕様)
ランボルギーニ・ウルス(英国仕様)

オーナーの意見を聞いてみる

フェリックス・ロバートソン氏

「動力性能にスタイリング、巨大なホイール。ぶっ飛んだクルマですね。でも、実用性や信頼性だけでなく、リセールバリューの高さも価値ある1台なことを物語っています」

ランボルギーニ・ウルス(英国仕様)
ランボルギーニ・ウルス(英国仕様)

レンジローバーには3回乗っていますが、故障は少なくありませんでした。ウルスも3台目ですが、遥かに気に入っています。アグレッシブな見た目で誤解されがちですが、実は良く働き頼れるSUV。それでいて、運転する楽しさも忘れていません」

記事に関わった人々

  • 執筆

    アレックス・ウルステンホルム

    Alex Wolstenholme

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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