【ついに台湾ホンハイと連携開始】Foxtron開発の電気自動車を三菱に供給!2026年後半オセアニアで販売開始
公開 : 2025.05.07 14:25 更新 : 2025.05.07 14:25
台湾・鴻海精密工業(ホンハイ)と日本自動車業界の連携がついに始まります。三菱がオセアニア向けに発売する電気自動車の供給について、覚書を締結。検討を始めると発表したのです。概要をお伝えします。
新型車の電動化によって環境対応を推進
三菱自動車工業(以下、『三菱自動車』)と、鴻海精密工業(Hon Hai Precision Industry Co., Ltd.、以下『Foxconn』)傘下で電気自動車の開発を担う鴻華先進科技股〇有限公司(Foxtron Vehicle Technologies Co., Ltd.、以下『Foxtron』〇はにんべんに分)は、Foxtronが開発した電気自動車を三菱自動車に供給することについての覚書を締結し、検討を進めると発表した。
三菱自動車にOEM供給されるこの電気自動車は、Foxtronが開発し、裕隆汽車製造股〇有限公司(Yulon Motor Co., Ltd.、以下『裕隆汽車』〇はにんべんに分)によって台湾で生産され、オセアニア地域(オーストラリア、ニュージーランド)で2026年後半に販売開始する予定としている。

これは、昨年発表したオーストラリアでの2030年に向けた商品計画に含まれており、電気自動車としての優れた走行性能やインフォテイメント機能を有し、同地域に最適であると判断している。三菱自動車およびFoxtronはこの覚書に基づき、本契約に向けて協議を進めていく。
三菱自動車は、プラグインハイブリッドEV『アウトランダーPHEV』の大幅改良や、アセアン地域で好評の『エクスパンダー』及び『エクスフォース』にHEVモデルを追加するなど、新型車の電動化によって環境対応を推進している。
また、Foxconnとの協業検討に加え、欧州ではルノー、北米では日産からのOEM供給を受けるなど、アライアンスの強みを活かして電動車ラインナップを強化する計画だ。
さらに、今後はアライアンスパートナーとの協業拡大により、オセアニア地域を含むグローバルでの電動車ラインアップの強化を検討しており、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速していくとしている。