クロスオーバーより良いかも? BMW 223i Mスポーツ・アクティブツアラーへ試乗 前編

公開 : 2022.03.23 08:25

明るく開放的な車内に充実した装備

着座位置は、同クラスのSUVと比べれば低いものの、ほかの2シリーズよりは高い。グラスエリアは広く、視界は前後左右で良好。たくさんの光が差し込んできて、とても明るく開放的な空間が作られている。

インテリアデザインに目新しいと感じる部分はないが、全長や全幅がほぼ同じ1シリーズより車内は遥かに広い。リアシート側は、頭上も膝まわりも余裕たっぷり。40:20:40の分割でスライドが可能だから、荷物や体型に応じて空間を調整できる点もプラスだ。

BMW 223i Mスポーツ・アクティブツアラー(英国仕様)
BMW 223i Mスポーツ・アクティブツアラー(英国仕様)

前後シートの周辺には、小物入れもふんだんに用意されている。上下2段にわかれた大きなセンターコンソールの下側には、カップホルダーとスマートフォンのワイヤレス充電機能が備わる。

上側には、ゆったりとしたアームレストの前方に、シフトセレクターが配される。インフォテインメント・システムのiドライブ用コントローラーも一緒に並ぶ。

荷室容量は、リアシートに人が座れる状態で、目一杯後ろにスライドさせて406L。折りたためば、1455Lへ拡大できる。荷室のフロア下にも、便利な収納空間がある。

なお、アクティブツアラーがベースとするFAARアーキテクチャは、ハイブリッド用バッテリーをホイールベース内に収容する。PHEVを選んでも、乗員や荷室の空間には影響がないという。

この続きは後編にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・ディスデイル

    James Disdale

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

クロスオーバーより良いかも? BMW 223i Mスポーツ・アクティブツアラーへ試乗の前後関係

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