軽キャンパー大変化! キャンピングカー「構造要件」21年ぶり大改訂 8ナンバー取得しやすく 新旧の違い/背景は

公開 : 2022.03.16 19:15  更新 : 2022.03.25 18:48

「堂々と8ナンバー登録して乗りたい、使いたい」

「軽乗用車ベースのキャンピングカーの場合、ベッドやシンクなどを備えていても、8ナンバー登録ができない車種は車検のたびに取り外して受ける必要がありました」(キャンピングカー製造業者)

「厳密にいうとこれは二次架装として違法改造になる場合もあります。お客さんの側から『堂々と8ナンバー登録して乗りたい、使いたい』という要望はありました」

「まあ、貨物車なのにリアゲートの周辺に大きなシンクやベッドの設備があると、貨物の出し入れがしづらくなり、貨物車としての構造要件を満たさないことにもつながります」

「現実としてこれまでの構造要件を軽自動車で満たすのは困難でした。安心安全に乗ってもらうためには今回の改訂は歓迎です」

なお、8ナンバー登録と言えば車検/税金/保険などの費用のおいて大きなメリットがあったが、今は「車種や重量などにもよるが、おおむね2割安くなる程度」とのこと。

8ナンバー登録にすることによる諸費用面ではそれほど大きな恩恵はないにしても、何より正々堂々と8ナンバー乗れることのメリットが大きいと言えそうだ。

記事に関わった人々

  • 加藤久美子

    Kumiko Kato

    「クルマで悲しい目にあった人の声を伝えたい」という思いから、盗難/詐欺/横領/交通事故など物騒なテーマの執筆が近年は急増中。自動車メディア以外ではFRIDAY他週刊誌にも多数寄稿。現在の愛車は27万km走行、1998年登録のアルファ・ロメオ916スパイダー。クルマ英才教育を施してきた息子がおなかにいる時からの愛車で思い出が多すぎて手放せないのが悩み。

関連テーマ

おすすめ記事

 

キャンピングカーの人気画像