レクサス 電動化に伴い多種多様なEVを展開 セダンやスーパーカーも視野に

公開 : 2022.05.16 19:45

レクサスは、SUV以外にもさまざまなスタイルのEVを展開予定です。プラットフォームはe-TNGA以外にも?

コンセプトが現実に? プラットフォームは?

高級車ブランドのレクサスは、EVとして2台のSUV(UX300eとRZ)を展開するが、今後はSUVにかぎらず多種多様なボディスタイルのEVを開発していくという。

レクサス欧州部門の責任者、スピロス・フォティノスは、「SUVの人気は無視できない」としながらも、セダンやスポーツカーなどを諦めたわけではないと述べている。

レクサスは、セダンやスーパーカーといったさまざまなボディスタイルのBEVコンセプトを公開している。単なるコンセプトにとどまらず、市販モデルにつなげていく意向だ。
レクサスは、セダンやスーパーカーといったさまざまなボディスタイルのBEVコンセプトを公開している。単なるコンセプトにとどまらず、市販モデルにつなげていく意向だ。

フォティノスはその意思表示として、レクサスが昨年末に公開した大型SUV、セダン、スーパーカーEVのコンセプトカーを例に挙げている。

「これによって提供できる車種の幅が広がり、欧州での成長目標を達成できるでしょう」

レクサスEVの多様性を強調したフォティノスだが、生産中止となったハッチバックのCTの後継車種については、次のように述べるにとどまった。

「除外するものは何もありません。レクサスが検討しているセグメントは、すでに競合しているセグメントと、欧州で量販されているセグメントです」

興味深いことに、レクサスは今後、トヨタのe-TNGAプラットフォームだけを使用するわけではないようだ。

フォティノスは、e-TNGAは「素晴らしい出発点」だが、「100%電動化し、すべてのセグメントでBEVを提供するという、わたし達のような野心を持つ企業やブランドにとって、単一のプラットフォームでは不可能なことがあるため、他の選択肢も検討しています」と述べている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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