三菱アウトランダー リコール届出 ナビゲーションシステム不具合 保安基準不適合のおそれ

公開 : 2022.07.03 07:45

三菱は、アウトランダー計7812台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出ました。

ナビゲーションシステム不具合

三菱は、2022年6月30日付で、アウトランダー(2021年12月10日~2022年5月26日製造)計7812台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。

国土交通省によると、ナビゲーションシステムにおいて、制御プログラムの設定不備により、(1)起動時にシステム内の情報処理が完了せず、再起動を繰り返す場合がある。

三菱アウトランダー(2021年12月10日~2022年5月26日製造)の一部機種が対象
三菱アウトランダー(2021年12月10日~2022年5月26日製造)の一部機種が対象    三菱

また、(2)電源変動などによりシステム内の通信が途絶えた場合、復旧処理がおこなわれないためカメラ映像に切り替わらず、黒画面となる場合がある。

そのため、(1)もしくは(2)の状態において、液晶画面に直前直左確認用のカメラ映像が表示されず、保安基準第44条(後写鏡等の基準)に適合しなくなるおそれがある。

改善策として、全車両、ナビゲーションシステムの制御プログラムを対策仕様に書き替える。

(1)、(2)ともに、市場からの情報によりリコール届出となった。

国内で確認されている不具合は、(1)が191件、(2)が2件。

なお、同様の不具合による事故の発生は確認されていない。

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