北欧発2シーターの電動スポーツカー 新型ポールスター6 2026年発売決定

公開 : 2022.08.18 06:05

環境負荷に配慮したデザイン

サステナビリティにも重点を置いており、新しい熱可塑性素材をさまざまなコンポーネントのベースとしているほか、すべてのソフトインテリア素材に再生ポリエステルを使用している。ポールスターによると、アルミニウムのシェルも含め、可能な限りリサイクル素材を使用しているという。

ポールスターは2030年までに真のゼロ・エミッション車を開発するという目標を掲げている。同社のデザインチーフであるマキシミリアン・ミッソーニは、次のように述べている。

ポールスターO2コンセプトの実車
ポールスターO2コンセプトの実車    AUTOCAR

「当社は、プロジェクト・ゼロで開発したアイデアをO2に導入し、『我々は非常にエモーショナルな製品を作り、人々をゼロ・エミッション目標に導くことができる』というメッセージを発信しました。楽しめるだけ楽しんで、それから小さなゼロ・エミッション車に乗り換えるということではなく、両立が可能なのです」

O2には、ジーリー科技集団(Geely Technology Group)傘下の家電ブランドHoco Flowが開発した自律型シネマティック・ドローンが搭載されている。走行中に展開させて、自車の走行シーンを空中から撮影することが可能だ。後部座席の後ろにあるエアロフォイルにより走行風を防ぐことで、ドローンの射出を支援。最大90km/hで車両に追従できる。

ジーリー傘下の兄弟ブランドであるロータスなどと部品共有の可能性について尋ねると、インゲンラートCEOはこう答えた。

「O2は、ポールスター5向けに創り上げたものを強調するコンセプトです。このアルミフレームはポールスターが開発したもので、他の用途にも使用できます」

「ポールスターのためにデザインしたこのコンセプトを、ジーリー・グループのすべてのブランドが使いたいと考えているようで、当社も協力に前向きです。しかし、それは各ブランドの目的に適ったものでなければならず、ここでグループの他のブランドについて語ることはできません」

「当社が開発する強力な電動パワートレインに関しては、ポールスターブランドのみならず、ジーリー・グループ内での共有を検討しています」

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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