プジョー508SWアルーレ2.0ブルーHDI 150

公開 : 2014.09.12 23:30  更新 : 2017.05.29 19:00

508はサルーンとワゴンの2種から構成されるが、より売上の見込みがあるのはワゴンの方。したがって今回われわれもブルーHDiエンジンを載せたワゴンをテストした。モーターウェイで常用する中-高回転域では明らかに進化したことがわかるほど洗練されており、また山道をそれなりの速度で走らせたとしても14km/ℓ台を割ることはない。

しかし燃費を優先させるがゆえの、鈍いスロットル・レスポンスは改善してほしい所。また6速マニュアル・ギアボックスのシフトフィールも、もう少し良くなることを望む。

ハンドリングや乗り心地の観点でみれば、プレミム・プロダクトとしての印象は先代よりも良くなっている。しかし価格相応かと問われれば、首を縦に振ることはできない。

£30,000(522万円)を支払えば200psを発生する2.2ℓHDiの ’GT’ グレードを買うことも可能。こちらならば、アップグレードされたシャシーや、なめらかで正確なステアリング、安定感のある乗り心地も手に入る上に、フロントのサスペンション形式はダブル-ウィッシュボーンに変更されている。ただし注意が必要なのは、この価格ならばBMW 320dが変えると言う点だ。

より価格が抑えられたグレードを選んだ場合、フロントはマクファーソン・ストラット・タイプのサスペンションとなり、乗り心地、操舵感覚ともに最上級グレードにはやや劣る。

テスト車両も例に漏れず。初期操舵は少なからずおっとりとしていたし、凹凸の目立つ路面でもいなしが巧いとは言い難かった。

■「買い」か?

508サルーンを購入したとしても、スペースやパフォーマンス、効率やバリューを得ることができる。

それにプジョー全体を見てみれば、308で2014年のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞したりと、開発陣の実力はかなりのものである。

もちろん今回テストした508だって、普通に乗る分には全く不足はないのだけれど、世界を見渡して、確固たる地位を築けるかと問うた場合、’508にしかない’ と言えるオリジナリティ溢れる魅力を、質感や価格帯で示して欲しいと感じた。

(マット・ソーンダース)

プジョー508SWアルーレ2.0ブルーHDI 150

価格 £27,795(481万円)
最高速度 209km/h
0-100km/h加速 10.1秒
燃費 23.8km/ℓ
CO2排出量 110g/km
乾燥重量 1520kg
エンジン 直列4気筒1997ccターボ・ディーゼル
最高出力 150ps/4000rpm
最大トルク 37.7kg-m/2000rpm
ギアボックス 6速マニュアル

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